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　　　ポイ捨て反対論　　　MIZU

僕が住んでいる家は、以前畑だった。そのためか、庭を掘ると、畑関係のごみがよく出てくる。僕は、ごみをポイ捨てするのに、反対だ。その理由は２つある。
第一の理由として、ポイ捨てをすると、人体へ悪い影響があるからだ10。先日、きのこ教室へ行ってきた。山へ入ったとたん、ポイ捨てされたごみがあった。
ポイ捨てをすると、当然、地下水が汚れる。川内村は、浜通りのほうへ水を送っている水源地だ。汚れた地下水を送ると、下流の住民は、少なからず影響を受ける。
先日のニュースで、中国の工業排水がロシアまで流れてきたと報じていた。ロシアの人は、汚れた水しか飲むことができない。これでは、健康被害になりかねないと僕は思う。川内でも、これから先、ポイ捨てが続けば、下流の地域が、ロシアのようになってしまう。しかし、きのこを取る人たちは、
「空き缶で目印をつけておいたんだから、勝手に持っていかないでよ。」
と言うらしい。まずはそういう人々の、意識から変えていかない限り、この問題は解決しないと僕は思う。
第二の理由として、ポイ捨てをすると、地球環境に悪影響を及ぼすからだ。先日、祖父の家へ行ったとき、僕は、都会の空気を吸ったとたん、くらくらとしてしまった。
川内村と、都会の一番の違いは、都会は川内に比べて、排気ガスを「ポイ捨て」する自動車や工場がとても多いことである。
環境庁の一九九四年のデーターによると、ＣＯ２排出国の第一位は、アメリカで二二．四パーセント。ついで二位が中国で、一三．三パーセント。この二ヶ国だけで、なんと三五．八パーセントもＣＯ２を「ポイ捨て」している。この二ヶ国がＣＯ２の「ポイ捨て」をやめない限り、地球温暖化は解消されないだろう。
確かに、出たごみを持ち帰るのは大変だ。
しかし、一人一人の「面倒くさい」が、環境問題にまで発展してしまう。
だから、僕は「ポイ捨て」をするのに、反対だ。もっとも、僕も部屋に「ポイ捨て」をしてしまっているが。

　　　講評　　　ita

　こんにちは、MIZUくん。うまく字数を調整しましたね。来月は2月のあたまでも感想文課題です。長文をしっかり読んでおいてね。