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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   新聞のこれから   えちみ

 新聞というものをまるで読まないと言い切っている人がいる。そうかと思うと、朝手洗いで新刊書の広告を読むのが最大の楽しみだという人もいる。たしかに、私は新聞が一生懸命に論じようとしている主張の、あまり良い読み手ではないような気がする。どちらかといえば私は行間と余白の読み手であるかもしれない。そういう意味で私は、新聞を月一度とか二度でなく毎日たつ縁日のようなものであるとみている節がある。論説記事は神社の神主さんの祝詞のようなものであり、謹聴しなけれはならないときは黙っておとなしく聴くが、終わったらホットする類のものであり、経済記事はおみくじのようなもの、政治・社会面に至っては、小屋掛け芝居のようなもので、読み手たる私はぶらぶら散歩して夜店をひやかす客のような存在である。ということになると一番楽しく、ぴったりしているのはやはり広告欄という名の夜店通りかもしれない。縁日であるから、やはりそこには、日常生活の時間の流れと異なった、さまざまな偶然の介入があったほうがよい。演劇、音楽、催し、人についてなど、こうした、自分が知っているから隠れた意味があきらかになるといった事実は、なるべく宝探しのように、それらしくないところにおいてあったほうがよい。あえて大胆なことを言わせてもらえば、一年か二回は、新聞休刊日の代わりに、公募して素人に編集をまかせる日とか、政治面、学芸、芸能、広告といった区別をまったく取り去った日があってもいいはずではないかと思われる。私は、新聞はもっと読みやすいものがいいと思う。(要約)(是非の主題)
 第一の理由は、私は普段からテレビ欄くらいしか読まないが、一面でも難しいことばかりで分からないからだ。私の周りでも新聞を読む人はとても少ない。皆も分からないから読んでいないのだと思う。専門用語や、意味のわからない言葉がたくさん出てきて、読む気にもならない。(複数の理由1)
 第二に、最近ではインターネットやテレビで十分のニュースを知ることができるからだ。新聞を読まなくてもインターネット・テレビほとんどもしくはそれ以上のニュースを知ることができる。テレビは新聞よりも断然分かりやすく説明してくれる。だから、新聞を読まない。読売新聞関西版のコラム(2004,4,27)によると、若い世帯が増えたある地域では新聞購読率が90%から60%に低下したそうですというデータからも新聞よりもテレビなどに頼っていることがわかる。(複数の理由2)(データ引用)
 確かに新聞は、専門的な知識や専門家の意見などが書いてあって、それがまた「売り」でもあり、テレビニュースやインターネットとは違うが、毎日読まなければならないと思うと、とても読めない。「読書は人間を豊かにし、討議は人間を役立つようにし、文章を書くことは人間を正確にする。」という名言からも、新聞はもっとわかりやすくするべきだと思う。(反対意見への理解)(名言の引用

   講評   sarada

【理由一】 に自分の【体験実例】をあげることができました。先生も中学生の時、新聞を読んでいたか思い出してみると、やっぱり「読んでいた!」 とは言えないかな? でも徐々に無くてはならないものになっていきました。「わからないから読まない」 のではなく、「わかるまで読む」 ことも大切かな。
【データ】はじょうずに引用したね。現状をよく把握しています。
【名言の引用】 もがんばってしてくれましたが、「新聞をわかりやすくするべき」 に結びつくような、結びつかないような感じなので、少し自分なりの解釈を入れてみましょう。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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