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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   ポイ捨て   LOVE

「近所の方々からたくさんの苦情をいただきました。学校とし  ては非常に残念です。」
2学期初めのある朝の中高合同朝礼で生徒指導部長の先生がこうおっしゃった。わたしの通っているの学校ではペットボトルは持ってきてはいけなかった。しかし、例年の猛暑のため生徒の健康を考えスポーツドリンクのみ持ってきてもよくなり、また学校でも自動販売機を設置した。しかし、これが裏目に出た。学校と片瀬江ノ島の駅、学校とモノレールの駅、学校とバス停、までの道に大量のペットボトルが捨てられていたそうだ。そして近所の方々がそれを拾い、ゴミ袋に入れて持ってこられたそうだ。わたしはビックリした。わたしの中ではペットボトルは持ち帰るもの、という風になっていたからだ。ペットボトル1本ぐらいたいした重さでも嵩でもない。
 ポイ捨て。これは現代社会ではごくありふれた光景である。公園、道路、山、河原、砂浜などいたるところで目に入る。たばこ、アキカン、ペットボトルなどが主である。ゴミはだした人が持ち帰る、これが基本である。いつからかこの基本がなくなってしまっている。なぜこのようなことになってしまったのだろう。
 まず、なぜポイ捨てはいけないのかを考えてみる。見た目が悪い、カラスがたかりつつかれるなど被害が出る、などである。
 ポイ捨てをしている人もそれはやってはいけないことだ、ということはわかっていると思う。別にそんなに深く考えていないのだ。では、なぜそんな軽い気持ちでやってしまうのだろう。
 殺人。これも誰もがしてはいけないことである、というのはわかっている。これはポイ捨ても同じである。この2つの違いは何か。殺人をした場合、待っているのは重くつらい罰である。このため人は衝動的に(殺してやる)と思っても、後のことを考え踏みとどまる。しかしポイ捨ては違う。たとえそれがばれても別にたいしたことはない。重い罰が待っているわけではない。せいぜい「だめだよ。」といわれるだけである。
 この違いが大量の‘ポイ捨て’を生むのではないだろうか。なにも、殺人のように長い懲罰を課すべきだ、といっているのではない。罰金程度でいい。最近、歩きタバコ、タバコのポイ捨てについては以前より厳しくなった。しかしそれもごく一部の話である。これをもっと普及させ、また他のポイ捨てについても同じようにするべきだ、とわたしは思う。

   講評   kanimo


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