対話と個別指導のあるオンライン少人数クラスの作文教室
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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自分流の生き方 周
欧米ばかりに目を向け、全ての価値判断をあずけて己を空しくしている現代日本。しかし、その欧米の風土よりも、根源的な、ナマな生活感の中で、純粋な魂の共同体を作るほうが正しいのではないか。西欧文化の系列と全く反対の出発点に立った、縄文文化とか、マヤ、インカ、北米インディアン……。この魂の風土ともいうべきものを見きわめあい、再発見、再確認し、ひらいていくことが大事なのではないか。西欧世紀末のいわゆる芸術運動、エリートだけの「芸術」の枠内での戦いは空しい。民衆全体、風土の生活全体の響き、うねりを及ぼすような運動であるべきだ。
確かに、周囲に惑わされず、自分が信じたものを追求することが大切だ。僕は毎朝誘いに来てくれる友達がいるので必ず誰かといっしょに登校する。いっしょに行く友達の中には当然のように赤信号を渡っていた友達もいたが、僕は渡らなかった。最初は赤信号をわたって向こうで待っていた友達も、そのうち僕といっしょに信号を待つようになった。その道路は交通量も少なく、赤信号でも渡ることは簡単だし、「赤信号みんなで渡れば怖くない。」という言葉もあるけれど、僕はやっぱりルールは守ったほうが良いと思っている。
しかし、良いと言われているものはどんどん取り入れていくべきだ。昔話の「わらしべ長者」では、お金持ちになりたいと観音さまにお祈りした男は、「一番はじめに触ったものを大事に持って旅をするように。」と言われた。1本のわらしべを大切に持っていると、みかん、反物へ変わっていき、最後には大きな屋敷になり大金持ちになった。これは言われたことを取り入れ、守ったからである。
確かに、直感を追及することも周囲の意見を取り入れることも大切である。しかし、「自分が考えるとおりに生きなければならない。そうでないと、ついには自分が生きたとおりに考えるようになってしまう。」という名言があるように、人としてのルールを守りつつ、自分が信じたように生きていけばいいのではないだろうか。<<総合化>>
講評 kira
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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