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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   ゾウとネズミ   あい

 島に住む動物と大陸に住む動物とでは、体の大きさが違う。ゾウのような大形のものを比べると、島のものは大陸のものより、体が小さくなる傾向がある。島はせまい。小さな島で物が小さくなっていくのはもっともな話のようだが、事態はそういう単純ではない。ネズミやウサギのような小形のものを比べると、こちらは島のほうが大陸より、ずっと大きい。なぜ島では動物のサイズが変化するのだろうか?一つの要因は捕食者であろう。島という環境は、捕食者のすくない環境である。一般的に言って、捕食者が生きていくには、自身の十倍以上のえさになる動物を必要としている。島という限られた面積の中では、えさになる動物の数もたかがしれてるわけで、そのくらいの数では捕食者は生きて行けなくなり、島では捕食者がほとんどいない、もしくはまったくいないという状況下が出現する。こういう状況下ではゾウは小さくなり、ネズミは大きくなっていく。獰猛な捕食者に比せられる様様な思想と戦い、きたえぬかれた大思想を、大陸の人々は生み出してきた。偉大なこととして尊敬したい。しかしこれらの大思想は、人間が取り組んで幸福に感じる思考の範囲を、はるかにこえてしまっているのかもしれない。動物に無理のない体のサイズがあるように、思想も人類もに似合いのサイズがあるのではないか。日本よりさらに小さな島にいて、大思想を持たないしあわせと、いくばくかの劣等感とを、日々あじわっている。

 私もこの、長文を読んで似た話がある。それは、幼稚園の頃だった。私が通っている幼稚園の隣の「岩倉北小学校」だ。その学校で徒競走があった。私はなんと「一位」だった。
幼稚園ではおそいのに、学校では速かったみたい。初めて小学校に行ったのに一位とは自分でもすごうと思った。やっぱりドキドキした。しかも、四人の中の一位だった。
まるで、運動会みたいだ。《表現》
 分かった事は、場によって自分たちのやり方が違うということが分かった。《主題》

   講評   tama

【要約】 よくがんばりました。ただ少し長すぎるので、長文をさらによく読んで250字ぐらいまでにまとめるようにしましょう。

【前の話聞いた話】 幼稚園の中では目立たなかったのに、小学校の徒競走でいきなり一位とはすごいね。あいちゃんの体験なら幼稚園が「大陸」、小学校が「島国」と言えるかもしれませんね。事実の説明のあと、自分が思ったことを書いてみましょう。
 似た話か聞いた話、調べた話がもう一つ書けるといいですね。(開催中のトリノオリンピックなどを例に挙げてもよいでしょう。)

【たとえ・ことわざの引用】 ドキドキしたのが「運動会みたい」だと思ったのかな? 
【わかったこと】 私たちは、自分がおかれた環境に応じた生き方をするものであるようですね。題名を生かして、わかったことをまとめてもいいですね。

《お母様へ》
 22日(水)は清書の説明のあと、電話面談を予定しております。(ご都合がつかない場合は後日あらためて行います。)よろしくお願いいたします。

※ 3.1週は進級テストです。


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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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