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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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    初めてのボートハウス   ランラン

 もうすぐピアノの発表会。というわけで今日、発表会に向けてリハーサルが先生の家で行われた。
 先生は○○という名前の犬と□□という白い鳩と共にボートハウスに暮らしている。私は、ボートハウスはよくAmsterdamの街中でよく見ていた。しかし、私はオランダに来て一度もボートハウスの中に入ったことはなかった。ま、これは当たり前のことだと思う。普通の人は、父の転勤などで外国に来るからボートハウスなどには住まず、マンションやローハウス(長屋)などにすんでいることが多い。だから、とても楽しみにしていた。私が一番気になっていたのはそのボートハウスは揺れるかどうかだった。先生のボートハウスにはちゃんと水道も電気も通っており(ほとんどのボートハウスはそうだが……。)、家の内装部分はほとんど普通の家と同じだった。多分、目隠しされてそのまま家に入ったらたぶんほとんどの人が「普通の家。」と答えるだろう。しかし、外の景色は全く違って、水鳥が優雅に泳いでいた。
 先生の家は普通の1階建てだったが、隣の人の家は2階建てだった。ま、半地下だった。「ボートハウスが二階建て!?」
考えるとおかしいが、そのボートハウスはモダンな雰囲気でとても素敵だった。
 さぁ、次は犬と鳩の関係についてだ。一羽と一匹。御伽噺に出てきそう組み合わせだ。2匹はとても仲が良い。鳩を犬の上に乗せると犬はあわてだし、鳩を背中から落とそうとする。それで、鳩は一生懸命羽を使って、バランスをとろうとする。しかし、そのうちバランスが取れなくなって背中から落ちる。それから、1匹vs1羽のプロレスごっこが始まる。最終的に、いつも鳩が負けてしまう……。でも、その倒し方がとてもすごいのだ。引きずり落として手でグリッとしたり、踏みそうになったり……と、そんなことしたら死んでしまうぞというような感じだ。まぁ、とにかく迫力があってすごいのだ。
 そして、ピアノのリハーサルのことだが、今回はミスタッチも少なく、2曲ともうまく弾くことができた。だから良かったと思う。今度の発表会に向けて間違えずにきちんと弾ければいいと思う。心を込めて弾き、相手にその気持ちが伝わればいいと思う。また、発表会ではきっと緊張すると思う。緊張し、弾き、心を気持ちよくさせると、人間成長すると思う。     〜艱難汝を玉にす〜



 

   講評   yuu



 一羽と一匹ですか! 本当に、御伽噺のような光景ですね。とてもおしゃれなたとえ表現ですね。一羽と一匹が出てくるような御伽噺や童話が何か!?いろいろ想像してしまいました!(でも『桃太郎』くらいしか思いつきませんでした。かなちゃんは何か別のお話をイメージできましたか?(^_^))
 ボートハウスの説明もとても上手にできていますね。論旨を明確にする上では、どちらかのお話で的(まと)をしぼったほうが良かったかもしれません。ピアノの練習をした風景が一つも出てこないので、書き出しはそのままでまとめのところではピアノのことに触れないのも一つの方法です。先生のボートハウスに行ったことがピアノの発表会の練習のためだというきっかけはそのまま残しておいてもよいでしょう。そういう意味では、まとめは、ボートハウスに住む先生と一羽と一匹の生活風景から、かなちゃんが感じたことを書くと良いかと思います。



 Amsterdamの風景は、かなちゃんの作文を通じて、いろいろ教えてもらっています。水の豊かな国であることや、身長の高い人が多くいることもそうですし、食文化についても大変興味深いです。どの話題を通しても、そこからかなちゃんが新しい発見をしていく様子は紀行文のように感じます。また生活感があふれているところからは、旅行記とは違う温かみがあるものですね。かなちゃんの日常には驚きや発見がたくさんあることをとても羨ましくも思いますよ。その初めての感覚をいつまでも大事にしてくださいね。毎週書いている作文がいつかきっと宝物になりますよ。

 

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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