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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   小から大へ。   いへゆ

 私は、新聞を月一度とか二度ではなく毎日立つ縁日のようなものであると見ているふしがある。なぜならそこのは、日常生活の時間の流れと異なった、さまざまな偶然の介入があるからだ。新聞には、宝さがしのように、情報も、予想されないような背景の中に含められている方が、ユニークなメッセージを帯びる可能性が大きいのだ。
 私も小さなニュースを大切にするのは良いことだと思う。なぜならその理由は、物事を細かいことまで知ることができるからだ。たとえば学校の授業とかで、先生が
「この教科書にあるように、645年、大化の改新というのがあり、672年に壬申の乱がおかり、701年には、・・・・・・・」
というようなことを、教科書まったくおなじことを言われてもおもしろくない。
「授業ヒマやな〜。」
というよりも、
「この授業うけてても、意味あんなかな〜。」
というふうに思える。でも、豆知識とかを、いっぱい教えてくれる先生はおもしろい。
 もう一つの理由は、大きなニュースばかりだと、つまらないからだ。学校でのウワサなどがそうだ。みんなで、
「○○さんって、△△くんのこと好きらしいでぇ〜。」
というウワサをしているとする。それが、みんなに広まってしまったら、もう教える人がいなくなってしまう。教える人がいなくなると、つまらなくなってしまうので、また他のところから、
「□□先生って、あれ実はカツラらしいで。」
というウワサがながれる。そして、それがあきたら、また別のウワサがながれる。このくり返しを、ずっとしているのだ。だから、「人のウワサも75日」という、ことわざがあるのかもしれない。それに、そのウワサの3分の2はウソだ。だから、みんなそのウワサがどれだけおもしろいものなのかを、競っているようなものがウワサだ。このように、みんなの知らないようなウワサをながすほうが、おもしろいのだ。ある新聞によると、若い人たちが、新聞を読む割合は、90パーセントから60パーセントになったそうだ。≪データー実例≫大きいニュースよりも、インターネットのような小さいニュースのほうがおもしろいのかもしれない。
 たしかに、新聞はしっかりとたしかなことがきてある。しかし、「真によいことは、新聞に大きな騒ぎを起こすことなく、小さく始まる。」≪名言の引用≫という言葉があるように、小さい出来事にも、おもしろいものがある。だから、小さいニュースも大切なのだ。

   講評   huzi

 題名に「小から大へ」とありますが、これは、「大から小へ」としたほうが、意見の内容に合っていそうですね。小さなニュースに目を向けることのよさを主張しているからです。
  要約を短くまとめましたね。そのあとに、【是非の主題】として、「小さなニュースを大切にするのは良いことだと思う」と、言いたいことの中心を決められました。あとは、【理由】をしっかり書き込んでいけばいいだけですね。
   ・物ごとを細かいところまで知ることができる
 ・大きなニュースばかりだとつまらない
二つ、それぞれに体験実例をあてはめていますが、一つ目の体験は、豆知識のどういうところにおもしろさを感じたのか、よい面を長く書いたほうが意見と合いそうです。つまらない大きな話と比べて、どうだったのか。思い出してみてね。
 次から次へと生まれる噂話を観察して書いた部分は、おもしろいです。小さく意外性のある話ほど、その場が盛り上がりますね。
  【データ実例】は、よく聞き取って適切に使えたね。たしかに、新聞に書いてあることは、すでにインターネットで細かく述べられている場合が多く、その中で確実なものが、新聞として印刷されているような。そんな感じもします。

 ただし書きの入れかた、慣れてきたね。全部の項目に◎がつくと、うれしいでしょう。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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