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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   厳しい愛情   アチャモ

 子供を大人にするためには、食事させたり、服を着せたり、運動させたりする必要がある。だけど一番大切なのは、しつけ。子供をしつけるときには厳しく。だが、愛情も大切だ。しつけ方で子供は変わるはずだ。
 厳しいだけではなく、愛情だけでもない。私は、両方必要だと考える。厳しい家庭に生まれてきた子は少し怖い面やいつもさびそうにしていることがある。一方愛情だけで育てられた子は、いじめっ子やぶりっ子などになることが多い。両方で育てられた子はその中間だ。優しさもあれば怖い面もある。このような子は一番良い大人になると私は思う。
今は愛情だけで育てられる子が多い。それは少子化のせいだ。平成十三年の記録では出生率は一.三三だ。これは今までで最も少ない。今もだんだん子供の数は減っている。子供はいるが兄弟がいない。今は一人っ子の時代とも言ってもいいぐらい一人っ子が多い。一人っ子だとついつい親は子を甘やかしてしまう。やはり長男や長女は一番初めに生まれてきた子供なのでかわいいのだろう。子を甘やかすばかりでは厳しさがなくなる。そのままだと、子が大きくなれば厳しさがない大人になってしまう。これはいいことなのだろうか。
 逆に、厳しさだけで育てると、愛情のない人になってしまう。小学校や幼稚園の先生は厳しさだけではない。やはり、愛情もこもっている。愛情のこもっていない先生だと、毎日一時間目から六時間目までテストという学校生活かもしれない。そうすると子供は嫌がって、違う学校に転校するはずだ。では、反対に愛情のこもった先生でいつもニコニコ笑っている先生だとどうなるでしょう。テストのない学校生活。一見楽でいいかもしれないと思う方も多いでしょう。だけど、毎日学校にいる間は遊んでいて、勉強をしたければする。今は勉強嫌いが多い。こんな学校だったらみんな元気よく外で遊ぶはずだ。しかし、そんな学校は子供がだらだらしてしまって人間ではなくなってしまう。そんなのは絶対嫌だと思うはず。けじめのつかない、どうしようもできない人間ばかりになるからだ。何をしても「ぬかに釘」。だから、両方必要なのだ。
 だが、愛情のこもった親がいい。愛情のこもっていない親だと、「この子はかわいくない。」と言ってこの世の中では殺されてしまう。やはり厳しさと愛情で子供を育てるより、愛情一筋それとも厳しさ一筋のほうがいいかもしれません。どっちかの方がけじめのある親でいいと思う。そして、子は親のいいところをまねして、けじめのある大人になるのではないか。そういう意見もあるだろう。
 けじめは大切だ。でも、「ロバが旅に出たところで、馬になってかえってくるわけではない。」という名言があるように、ほったらかすよりしつけをした方がいい。そして、しつけをするなら一番良いしつけをした方がいい。しつけ方は、時には厳しく、時にはやさしく。でも、いつも愛情がこもっていないといけない。そうすれば、きっといい人間になれるはず。だから、まずはしつけ。そして、しつけの仕方は親が決める。愛情一筋、厳しさ一筋、それとも愛情と厳しさ一筋。子は親しだいで変わる。だから、親がしっかりと、育て方の方針を決めるべきだ。

   講評   inoko

 アチャモさん、こんにちは。次回は、進級試験です。データ実例など、準備をしておきましょう。また、3月からは少しずつ長い文章をまぜて書いていきましょう。


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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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