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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   お父さん鬼大ハッスル   えなろ

 「えー今日豆まきしないのー?」
私はびっくりして泣きそうな顔でお母さんにいいました。お母さんはしぶい顔で、
「今日はお父さんおそいし…鬼がいないから明日にしようよ。」
と答えました。私は節分の今日にどうしても豆をまきたかったから、お母さんにもう一度たのみました。
「この小さなふくろに入ってる豆でもいいからまこうよー。」
と私は手を合わせてすりすりしながらお願いしました。お母さんはまあいいかとゆるしてくれたので、豆のふくろをもってげんかんに行きました。私の家はマンションなので、豆を思いきり投げることができません。だからげんかんのドアを閉めたまま小さな声で、
「おにはーそとーパラリン…。」
と豆を一つかみドアにむかって投げました。福は内のときは、ろう下にむかって二、三つぶをそうっとおとしました。豆はすぐになくなってしまったので、明日は本番するからね!とお母さんにきっぱり言いました。
 次の日、土曜日なので朝からお父さんが家にいました。私はさっそくお面の用意をします。豆のふくろに鬼が書いてあるので、そこにわゴムをつけました。さいしょはお父さんが、
「鬼はHがやりなよ。」
と言っていたけれど、けっきょくお父さんが鬼になりました。色はみどりでこわそうなお面でした。お面をかぶったお父さんはとてもよくにあいました。私たちはげんかんへ行き、いよいよ本番スタートです。お父さんは前と横に手をふり、じたばたとしながらアチョアチョー!とさけびました。まるでブルース・リーみたいです。私はクスクスと笑いながら、
「おにはーそとー。」
と大きな声でさけび、豆をパラパラとお父さんにむかってぶつけました。お父さんは豆をよけずに、
「そんなのへっちゃらだよー。」とニヤニヤしながら言いました。私は頭にきたのでもっと強くなげました。けれどもお父さんは豆をよけずにじたばたしています。なぜならお父さんは厚着をしていたから痛くないのです。私とお母さんはおかしくてゲラゲラと笑ってしまいました。
 豆まきの後、私はみんなに年の数だけ豆をくばりました。でもお父さんとお母さんは、
「そんなに食べられなーい。」
というので、私はよろこんで全部食べてしまいました。
 お父さんとお母さんに、子どものころはどんな豆まきをしていたの?と聞いてみました。お母さんは家中に豆をまいたので、とくにおふろ場のそうじが大変だったそうです。お父さんの生まれた豊橋市では節分のじきに鬼祭りがあります。鬼たちが粉を投げ合うので、終わった後は道がまっしろになるそうです。私も思いっきり粉をなげたら気持ちいいだろうなーと思いました。節分のときに一ど豊橋へ行って本物の鬼祭りを見てみたいなぁと思いました。

   講評   sarada

先生もお父さん鬼に、豆をぶつけてみたかったなあ! 楽しい節分だったね。お母さんとお父さんから、【聞いた話】 もじょうずに入りました。楽しいお話が聞けてよかったね。

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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