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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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      ニュースを見ていて                ブラックベーダ

 私はテレビを見ているとニュースがやっていた。少し興味があるので見ていたら、幼稚園児2人がその幼稚園児2人の友達の母親に殺されたという事件が報道されていてとてもビックリした。その事件は、中国の人で自分の子供がいじめられていると思いこんでしまい、いつも自分の子供の近くにいた子供を殺してしまったという事件でした。
 私はニュースを見終わった後に頭の中で記憶をたどってみると、最近人の生死に関わるような事件が多いと思った。その中で何も悪いことをしていない子供が殺されている事件も多い。例えば学校の帰りに殺されてしまった事件もあった。幼稚園児二人が殺された事件は犯人の勝手な思いこみによってこのような結果になってしまったが、その周りの人が犯人に子供がいじめられている、と思わせるような環境にさせてしまったことにも原因がある。けれど人を殺しては絶対にいけないことである。終わってからだと後悔先に立たずである。
 犯人の人は中国人と聞いたので、少し周りの人が「自分とは違う」と考え差別していたかもしれない。私は、生まれた国や国籍が違くても同じ人というのは変わらないと思う。こう考えると幼稚園児二人が殺されてしまったのは勝手な思いこみで人を殺してしまった犯人がまるで全て悪いと言われているが、周りが犯人に悪い風に思わせてしまったことにも問題があり、全てが犯人が悪いと断言することは出来ない。かといってどんなひどいことがあっても人を殺してはいけない。
 幼稚園児が殺されてしまったり学校の帰りに殺されてしまうなどの何も悪いことをしていない子供が殺されてしまうのはおかしいことである。このようなことは前にテレビで見たことだがこのような事件が起こらないようにするには国が道路の整備などをすればいいようだ。人を殺したりするときにだれかに見られているとだめなので見られないために人通り少ない場所でないといけないので、国が見通しの良い道路を増やせばよいと言っていた。そして公園などで事件が起こらないように大きい木などを植えすぎず見通しの良い公園にすれば良い。
 国民が1人1人安心して暮らせるようにするにはまず道路の整備から始めなければいけない人を殺そうとしても殺せないような町を作ることが出来れば争いが少なく安心して暮らすことができる。けれど相手に「殺したい」と思わせてしまうような環境を作ることが無いようにする。これが一番の事件を未然に防ぐ方法である。
 人間にとって恨んだりして人を殺したりすることは無くならないものである。けれど1人でも悲しい思いをしないように1人1人が意識して事件を減らしてほしい。日本は世界的にも安全な国だが、最近事件(書き出しの結び)が多く危うくなってきている。日本は長い間戦争をしていないが、日本内で戦争のような物は起きてほしくない。このままの日本ではいつ戦争が起こってもおかしくなさそうな感じだ。私は平和が好きなので戦争はしてほしくない。せかいの1人1人にこのことを意識してほしい。

   講評   nara

難しいテーマだったね。「どうすればこのような事件が減るのか」ということは難しいけれど、一つはっきりとわかっている明らかな真実がある。それは「人を殺してはいけない」ということだ。本来は、この明らかな真実が、人の心の動きや行動をコントロールするはずなのに、最近はそうではないようだ。何が原因なのだろうね。そもそも、「人を殺してはいけない」のはどうしてか。一度ここから考えてみる必要があるのかもしれないな。
 大きく分けると2つ、ブラックベーダ君からの提案がある。1つは、道路の整備など環境面からの提案だ。他には、防犯ブザーの携帯や、街の人の目なども、環境面に含まれるアイディアだね。気になるのは、昔は今以上に環境が整っていない面が多かったはずだ。今の方が、採り上げたような事件が多いように思うけれど、それはどうしてかな。それとも、多いと思うだけで昔も今も変わらないのだろうか?
 もう1つの提案は、人の心の中にある壁を取り除くということね。今回の事件は、比較的地方だったことや外国の人が関わっていたということでより大きく採り上げられたけれど、それだけが問題ではない。都会でもありうるし、日本人同士でもあるだろう。今の日本では、人と人との心が戦争のような状態になりうる要素があるのだとすれば、早急に手を打たなければならないね。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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