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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   人間と自然   えよさ

 私は幼い頃から自然に触れ合う機会がわりと多かった。自然がたくさんある中で遊ぶことも好きであったし、農作物を収穫することも好きであった。いつも遊んでいた場所に家が建つことになり、そこにあった立派な桜の木が伐採されたことがあった。数日にして自然が全く無くなり、全く景色が変わってしまったときのショックは今でも忘れられない。自然と触れ合うことは私に、自然が「かけがえのないもの」であることを教え、保護していくべきであることを教えてくれた。
 人間は、自然を思い通りにコントロールしている。例えば、農業は、自然と一体になっている職業だと思いがちだが、実際には私達人間にちょうどいいように、自然を制御している、反自然的な営みなのである。人工的に栽培する農業の発達によって、人類はバランスのよい栄養を摂取できるようになり、寿命を伸ばすことに成功した。その一方で、世界中の自然が壊され、悪い影響を及ぼしたことも事実である。確かに、農業は私達が生きていく上で、不可欠なものだ。しかし、私達は自然に対して謙虚な気持ちを持つことを忘れてはいけない。人間は自然を利用するだけでなく、それを慈しみ、自然界のバランスを壊さないように努力して、共存して生きていくべきである。自然を破壊することは、自然だけでなく、自分達自身をも破壊することかもしれない。

   講評   nane

 自然のコントロールは、農業ぐらいのレベルであれば牧歌的だけど、DNAの操作などになるとやはり危険性を感じるね。人間が自然をコントロールすると言っても、すべてがわかってやっているわけではなく、自然の中のごく一部の操作しやすいところだけを動かしているに過ぎない。だから、いつでも、コントロールのきかない事態が生じる可能性がある。
 科学に携わる人は同時に、自然に対する謙虚さも持っていく必要があるね。
 第一段落の書き出しは、説明を少なくして、もっと描写的に書いてもいいかも。
 短い文章の中に、名言もよく入れたね。
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