対話と個別指導のあるオンライン少人数クラスの作文教室
小1から作文力を上達させれば、これからの入試は有利になる。
志望校別の対応ができる受験作文。作文の専科教育で40年の実績。

昨日2259 今日1589 合計6461
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   狂うキモチ   えすく

 我々には、皆、少々気違いめいたところがあり、うっかりしていると本物になるのだと、自分に言い聞かせていないと、えらい「狂気」にとりつかれる。しかし、、人間というものは「狂気」なしには居られぬものでもあるらしい。我々の心のなか、体のなかにある様々な傾向のものが、常にうようよ動いていて、我々が何かの行動を起す場合には、そのうようよ動いているものが、あたかも磁気にかかった鉄粉のように一定の方向を向く。だから人間には狂気というものが必要だ。
 第一の理由は、狂気と呼べるような集中力がなければ何かを成し遂げることはできないからだ。僕もそんなような体験がいくつもある。例えば部活。僕は吹奏楽部に入ってトランペットをやっているが、たまにすごく練習するときがある。そのときはとても集中している。とても集中していて、「楽しい!」と思えるときは休みなしでもずっと吹いている。それと新譜が配られたときなどマジメにがんばっている。バレーボールでも最初はスパイクも打てなかったのでできるまでずっとやってここまでできるようになった。サーブでも良いサーブを打とうと行ったらすぐに打っていた。そのぐらい狂気というものが僕にもあったのかと今思う。
 第二の理由は、平凡な毎日では退屈してしまうからだ。1996年のコニカの10代男性のストレス解消法のデータでは1位がカラオケで、2位がテレビゲームで、3位がビデオ鑑賞だ。10代女性のストレス解消法は1位が男子と同じカラオケで、2位が食べることで、3位が長電話だ。僕も1位のカラオケはわかる。よく行ってストレス解消するからだ。確かに解消にはなる。楽しいし、思いっきり歌えるし。テスト後などは最高だ。
 確かに、冷静に判断することも大切だ。しかし、「行動するためには、多くのことに無知でなければならない。」という名言もあるように、何かを成し遂げるためには狂気も必要だと思う。

   講評   nanako

 R君、こんにちは。進級テストの作文、締め切りギリギリまでがんばって取り組んでくれたのですね。字数だけが惜しかった・・・。内容的にはよくまとまっています。これをあと500字ほど増やすにはどうしたらいいか、次の進級試験に向けて、一緒に考えてみよう。
【要約】長文の大事なところをしっかりおさえることができていますよ。全体の字数が1200字、4段落構成で書いていくなら、この要約部分は250字〜300字くらいまで書いてもよかったね。ちょっと短かったかな。
【理由1】この段落はいいですね。遼太郎君には、狂気とも呼べるような集中力を発揮したことが、今まで幾度もあるのですね。これだけ夢中になってやれることがあるのは、すばらしいことだと思います。我を忘れるほどの集中力は、思わぬ力を発揮させてくれるものですね。
【理由2】ストレス解消法の1位になっているカラオケは、遼太郎君もおなじみなのですね。テスト勉強でたまったストレスを解消するにはもってこいということですが、実際にカラオケに行ったときのことを思い出して書いてみよう。思い切り歌って、時には踊って・・・、一種の狂気の状態になっているのでしょうね。自分だけでなく一緒に行った友だちのようすなども書いてみる、そういう工夫で字数を伸ばせそうです。
【反対意見・名言】反対意見の「冷静に判断し行動すること」が大切だと感じた体験実例が書けるといいね。
 自分の持つ力を最大限に発揮するためには、時として狂気のような集中力も必要ですね。最初の意見に戻ってまとめることができました。

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

作文教室受講案内   無料体験学習   作文講師資格 
Online作文教室 言葉の森  「特定商取引に関する法律」に基づく表示」  「プライバシーポリシー」 
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)