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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   料理とは・・・?   ゆきんこ

2月14日と言えば、誰もが知っているバレンタインデーだ。私は、よく母の手伝いで料理を作る。最近、1人で作った料理は、バレンタインデーに友チョコを渡すためにお菓子を作った時だ。
 私は「メダイヨン」と言われているチョコレートを作った。メダイヨンとはフランス語でメダルのことだ。このレシピは明治製薬のホームページで見つけた物だった。見た瞬間、目が釘付けになり、すぐにこれにしようと決定した。見た目も可愛かったし、作り方が他のチョコレートにはないユニークさがあったからだ。メダイヨンの作り方は次の通りだ。まず、ホワイトチョコレートとミルクチョコレートを用意し、湯煎で溶かす。その後、直径2センチ程のカップに好きな模様を描いていく。そして、それが固まったら違う色のチョコレートを流し入れ、冷蔵庫で冷やす。固まり次第、カップから取り出せば完成だ。好きな模様を描くとき、まるでアートをしているようでとても楽しめた。メダイヨンを作る過程で1番難しかった作業は湯煎だ。一見、地味な作業に見えるが、実はとても重要な作業なのだ。温度計を使い、細かい温度を計るからだ。その行程を今から教えることにしよう。60度のお湯でチョコレートを溶かした後、ボールを冷水に当ててチョコレートの温度を26度まで下げる。その後、また湯煎をして、チョコレートの温度を29度まで上げる。このような流れだ。温度計から目を離さずに見ていなければならないし、チョコレートの中に水が入らないように注意しなければならないから大変だった。でも、この作業をしくじると、美味しいメダイヨンにはならない。できあがったチョコレートをひとつひとつグラシン紙で包み、袋に詰めていく作業も、チョコレートを作るのとは違う楽しさがあった。
 そうして、苦労して作ったチョコレートを友達と交換し合って、色とりどりの袋を家に持って帰ってきた。開けてみると、どの袋からもぷうんとチョコレートの甘い食欲をそそる美味しそうな匂いがした。チョコレートは作るのももちろん楽しかったけど、貰って食べる事も楽しい事なんだなぁと思った。
 「料理」という言葉を聞いて、思い出すのは2年生の時に行ったおでんパーティーだ。生活科の授業で栽培していた大根をメインとして子供だけでグループに分かれておでんを作ったのだ。他の練りもの、卵、こんにゃく、餅入り巾着などの具は担任の先生が購入してきてくれた。出来上がったおでんは、授業参観の日に保護者を招待して一緒に食べた。自分で育てた大根、自分で作ったおでんと言うこともあってか、とても美味しかったことを今でも鮮明に覚えている。
 自分で作った料理を自分で食べるのも良いが、誰かのために何かを作るのも良いことだと思う。相手が喜んでくれるかを考えながら、作るのもなかなか乙な物だ。「習うより慣れろ」ということわざがあるように、料理は最初から上手に作れるわけではない。たくさん作って、段々手際が良くなってきたり、自分なりののコツをつかんできたりするのではないだろうか。料理とは人間にとって人を幸せにする物だと思う。
 来年の2月14日、私は誰かを幸せにし、そして誰かに幸せにしてもらえるだろうか。

   講評   koni


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