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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   プラス発見   PINPA

 博物館で見たどこかの国のおしゃれなカラフルな伝統衣装。けれど実は余った布を縫い合わして作ったリサイクルブティックなのだ。ゴミというのはその人の見方によってずいぶんと使い道が広がる。実際この伝統衣装も余った布切れを合わせたおしゃれなパッチワークのドレス(ワンピース)がなのだ。このように私もプラスな部分を見抜いてそれを活用できる人間になりたいと考える。そのためにはどうしたらよいのだろうか。
 まず第一の方法としてプラスの面を活用ではなくフル活用させる。今年の春休み私は長野へ行った。その時に出会った男の子で、彼は笑顔や自分から人に声をかけるのが苦手だった。また自分でも「表情が硬いから、もっと自然に笑えるようにしたいな。」と言っていた。しかし、その時に行ったテント張り。これが本当の彼に出会えるきっかけとなった。彼は実はテント張りが大の得意で皆に自分から指示を出して笑っていたのだ。このように得意なことを自ら率先して行えばフルに活用出来るのだ。
 次に第二の方法としてマイナスばかりを見て、その部分だけを直そうという考え方をなくす。新聞で読んだ記事の中に頭に良い子に育てる方法というものがあった。それは「良いことをした時には褒め倒す」。これは最近の親は怒ってばかりで、良いことをしてもあまり褒めないという人が多いことを示すものだった。確かに悪いことをした時には思いっきり怒られる。しかし良いことをした時には目もあわせず「良かったね。」それだけでは子供は嫌だし、やる気をなくす。だからこのようにマイナスばかりを気にして、プラスに無反応というのも良くない。 確かにマイナス面も向上させて、より上を目指すのは良いことだ。しかしプラスをよりプラスにすることの方がやる気も出て大切だのでなかろうか。
 灯台下暗し。実際分かってなくても、思わぬところでプラスが見えることもあるのだ。それとゴミも同じように思わぬことで便利、素敵だと感じられることがあるのだ。だからこそ今の世の中ゴミ社会とも言われているが、フリーマーケットのようなものもあるのだろう。要らないものも人によっては要るものになるのだ。だから私はプラスを発見し引き出し披露してあげれるような人間になりたいと考える。

   講評   mako

 これはゴミについて書いたのでしょうか。長所と短所で書いたと言われてもおかしくない内容だったね。よく考えて書くことができました。
 ものは使いようで、ある人にとってはゴミでしかないようなものでも利用することができるのね。そんなふうに考えると、世の中にいらないものなんてないような気がしてくる。むだなもの、必要ないもの、と考えてしまうのは、ごく限られたところからだけで物事を見ているせいなのかもしれません。
 よいとか悪いとかいう判断も見方を変えればまったく逆転する。つまり長所は短所に短所は長所にいつでも入れ代ってしまうものなのね。確かによりどころとする一定の基準を持つことは大事ですが、柔軟で広い視野を持っていたいね。


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