対話と個別指導のあるオンライン少人数クラスの作文教室
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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日本に足りないもの 藤山(ふじさん)
人々が時間に追われるようになったのは時計が発明されてからといわれる。いつでも誰もが時計を所持するようになると、ついつい時計を覗く機会が増え時間を気にするようになる。「時の立つのも忘れて」ということが次第に少なくなるのはなんとも寂しいことだ。このところ、金銭消費から時間消費へと人々の関心が移ってきているといわれるが、残念なことに、時間にとらわれないことではなくて、能率的、効率的に時間を使って、さて空いた時間をどうしようかといわれれば、もう一つの仕事を入れてしまうのが働き過ぎ日本人の悲しい現状だ。今の日本にはものはたくさんあるが、時間や心の余裕がかけている。私はそれを大切にしていけるように生きたい。
そのための方法として、まず余裕を持つことだ。余裕を持っていれば、時間でじたばたするようなことはなくなるだろう。例えば、私は学校にぎりぎりの時間で行く事がよくある。そのたびに「急げ急げ」と時間の余裕も心の余裕もなしに慌てて家を出る。だが、時間に余裕を持って家を出た日には、時間はもちろん心にも余裕ができ、さわやかな気持ちで学校に行くことができた
二つ目の理由として、計画を立てて、時間を効率よく使うことだ。例えば、大勢の人が一緒に旅をする時、計画なしで行くのと、計画がある状態で行くのではどちらの方が旅を楽しめるだろうか。もちろん計画があるほうだろう。ただし、空いた時間は余裕を持って過ごすことだ。ダイエットした後にやたらと太るものを食べることはばかばかしい。
確かに、自分自身が打ち込める物を持つことは大切だ。しかし、打ち込みすぎて他の事に手が回らなくなることはいいことではない。それに、今の日本はそこまでしなくてもちゃんと生きていける。そろそろ心の方にも関心をおいて見るべきだ。私はそのように生きていきたい。
講評 inoko
藤山くん、こんにちは。時間に追われている現代人。忙しそうにしている方がすごいと思われるような風潮もありますね。でも、実際は忙しそうに見えていても、単に時間の使い方が下手なだけということもあるかもしれませんね。
☆ 日本人は心が豊かでないとよく言われます。自分の時間を持ち、その時間をいかに有効に過ごすことにより、心がより豊かになるのではないかと思います。藤山くんの書いているように、心の方に、関心を向けることは必要ですね。
二つ目の理由 → 二つ目の方法
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