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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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    読書の楽しみは(感)   ベッキー

  読書の楽しみは一人でできる楽しみです。しかも、当方の体力とはほとんど関係がない。老人子供、病人でも、多くの場合には、それぞれ読んで楽しめます。「オーディオ・ヴィジュアル」の情報が、活字情報を駆逐する(追いはらう)時代が来た、という人がいます。しかし、活字時代の後に「オーディオ・ヴィジュアル」の時代が来たのではなく、活字情報に「オーディオ・ヴィジュアル」の情報が加わったというだけのことです。知的好奇心のほとんど無制限な満足ということになるかもしれません。読書の楽しみは無限です。
 私は、今までいろいろなおもしろい本を読んできた。ずっと前に『若草物語』という本を読んだ。その本はかわいそうなところがたくさんあるけれど最後にはハッピーエンドになれる物語だ。本を読んでいるとまるで自分が主人公になったようだ。『小公女』という物語もある。この物語は少女セーラがお父さんとはなれた暮らしをしてある日突然お父さんが亡くなって学校から屋根裏部屋に追い出され、物は全部取り上げられ、こき使われてもそのあとにお父さんの友達に会ってそこで幸せに暮らしたという物語だ。両方とも最後には必ずハッピーエンドになっている。
 私は『小ぎつねヘレン』の本も読んだし、映画も見た。小ぎつねのヘレンは目も見えず、耳も聞こえないのである男の子が目も耳も聞こえない体験をした。そのシーンの時母は本のほうが怖かったと言っていた。本は自分でいろいろなものを想像できるからだ。私は映画のほうが怖かった。絵が暗闇で音も大きかったからだ。
 まず、テレビの悪いところは、ただ絵がコレ!と決まっていて声や音もコレ!と決まっているので想像ができなくてつまらない。ラジオの悪いところは声や音が想像できないところだ。マンガの悪いところは、絵が想像できない。本の悪いところはいろいろ想像できておもしろいけれど、見たい絵が見れないときがあるのでそこががっかりだ。人間にとって読書とは自分で想像するのが楽しいものだ。読書とはとてもおもしろいものだと分かった。

   講評   nara

 おしい。「要約」というキーワードが入っていなかったね。要約の段落の最後に入れておいてね。要約そのものは、とてもよくまとまっているよ。うまくなったね。
 ベッキーちゃんは、マンガが好きだけれど(笑)本もよく読んでいるね。『若草物語』や『小公女』はテレビアニメにもなった有名な物語だ。物語の内容をくわしく説明したのはいいね。できれば、本で読んだという体験と、長文の意見で重なるところを加えておくとより感想文らしくなるよ。
 『小ぎつねヘレン』の話は、活字と映像という長文の意見と、うまく重ねられたね。お母さんとベッキーちゃんとでは、感じ方が違ったという話がおもしろい。お母さんはきっと想像力が豊かなのだろうな。だから、活字(本)から想像する方が怖いと思ったのだね。ベッキーちゃんにとっては、映像と音の印象が強すぎたのだろう。頭に飛び込んできた感じだったのではないかな。
 まとめの段落で、テレビ・ラジオ・マンガ・本の弱点について、それぞれ細かく確認したのはよかったね。どれも、「これだけでOK!」というものはないということもわかったのではないかな。残念ながら、最近は、映画やテレビの方が好まれているようだけれど、本には本のよさや楽しさがあることに、たくさんの人が気づくといいね。

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