対話と個別指導のあるオンライン少人数クラスの作文教室
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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ツクシ たかいし
「ねえ、りっちゃんこれいい?」
「いいわよ。」
おばあちゃんに見せてから、僕はつくしをつ
んだ。
春休み、親せきのけっこん式でおばあちゃん
の家に三ぱく四日とまりに行った。
いつもは、夏休みにしか行かないけど、今回
は、はじめて春に来たのだ。
四日間の間のある日犬のラブのさん歩に行
ってて、引き返すポイントに来た。
「あ、つくし。」
と、言って横を見るとおばあちゃんが
「もうつくしがでつくしてるわ。」
と言ってつくしを取りはじめていた。
聞いてみると、
「食べられるつくしを取りよるんよ。」
と言った。
僕も取ろうとしたが、おばあちゃんに、
「先っぽがキュッとしまっているのがおいし
いんよ。」
と言われて、おいしいのだけ取った。
一本取って、見ると、まるで、松かさのよう
に見えた。
土手の下の方まで行ってつくしをとろうとす
ると、僕だけ落ちそうになった。
東京へ帰る日の朝ごはんの時におばあちゃ
んが、きのうのつくしを使って、たまごとじ
を作ってくれた。
僕は、ごはんを二、三口食べて、はしでつく
しを一本持ち上げてじ〜っと見つめてパクッ
と食べた。
「おいしぃ〜。」
僕は、目をかがやかせた。
おばあちゃんの車にのるとき、心の中で、
さっきのたまごとじのほろ苦がおいしかった
なぁ、と思った。
講評 kirara
毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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