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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   めざせ!しゃんとした暮らしの姿勢   うさちゃん

 くずかごのように、身の回りに、あってあたりまえの物って何だろうと考えてみたら、時計、トイレ、電気、水、家族と、こんなにあった。
 時計は、どの部屋にも必ず一つは置いてある。ふだんはあたりまえのように時計を見ているけれど、私は、時計が無くて、困った時がある。公園で遊んでいる時、お母さんに、
「四時半に帰ってくるのよ。」
と、言われていた。
「いつ帰るの?」
そう友達に聞かれて私は、はっとした。
「そうだ、私は四時半に帰えんなきゃいけないんだっけ。」
その時初めて、公園に時計が無いことに気がついた。周りを見渡して、少し考えてから、「そうだ、コンビニだ!」とひらめいた。急いで近くのコンビニに入って、時計を見た。四時半ぴったり、私は、友達に、
「ごめんね、私、帰るね!」
と言って走り出した。私は、
「お母さんに怒られなくてよかった〜。」
と心の中でさけんだ。この時、時計は、あたり前の様にあって、無いと不便だということが分かった。
 反対に、ものすごくほしくて買ったけれど、あまり使っていないというものが、私の家はたくさんある。例えば、お父さんが首を痛めた時、通信販売のちらしで見た、首のばし機という、まるで浮き輪みたいな器具だ。その頃、首が痛くて仕方がないお父さんは、チラシを見た瞬間、
「これはいい!」
と思って、わらにもすがる思いで衝動買いしてしまった。しかし使ってみると、すればするほど首が痛くなるので、数回使って
「もうこりごりだ。」
と言って使うのをやめたそうだ。そんなある日、お母さんが
「もう首のばし機はいらないでしょう?」
と言うとお父さんは
「高かったけど、もういいよ。」
とちょっと名残おしそうに見つめてから捨ててしまったそうだ。でも浮き輪をはめたお父さんはおもしろかったので、うっきうっきと笑えたのになあ。今でも思い出すと笑いがこみ上げてくる。
 私はこの経験から、じっくり選ばないで買うと、結局いらなくなることの方が多いのだなと思った。何が必要ではなく、何が不必要かというくらしを、私たちの家族はめざさないといけないということが分かった。

   講評   tama


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