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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   感じ表す   PINPA

 私はオノマトペをたくさん使って表現できる感性に優れた人になりたい。
 その第一の方法として自分を100パーセントフルに活用するべきだと考える。感性を豊かにするにあたって、まず自分を無だと思え!そして無になって何も考えるな!私は今年の春休み、長野の林の中で五感をフルに使ってこれを行った。まず聴覚。目をつむってみると風の音にも色々あり、ただの葉っぱの音ではなく葉っぱがこすれあう音というように動作まで物音を敏感に感じられた。次に視覚。遠くの山のほうを見ると雲が動くにつれて一つ一つの景色が違って見えた。嗅覚。木や土など色々な香りを楽しんだ。味覚。気の皮や何かの種もなめてみた。胡桃も見つけて食べた。最後に触角。両手を大きく広げて林中を駆け回り風を感じた。
 このように無になって自分をフル活用すれば林というある一定の場所であっても、非常にその場を感じることが出来るだろう。感じることが出来れば、それを表現できるのも難しくはないだろう。
 第二の方法として生に出会う。ある一つものを見ても、人とは違う視点からそれを考え表現する感性の豊かな人というのは読書好きが多い。作文を書く上でも読書は大切だというように本という生の活字から私たちは感性を高められると思う。
日本にはたくさんのオノマトペがある。そのオトマトペの代表ともいえる作家宮沢賢治。個人的に私は自分の感性をふんだんに使い文章を書く宮沢賢治は価値観の違いから理解に苦しむため好きではない。しかし彼の文章でも好きなものある。それは『風の又三郎』だ。彼のこの詩は風の強さと寛大さを『どっどど どどうど』というたったの7音で表している。このように生に触れるという点では非常に宮沢賢治の文章は優れていると思う。
確かにストレートに物をいってくれるほうが理解に欠けることはないとも思う。しかし、それでは皆が同じということになってしまう。『皆違って皆良い』という金子みすゞの詩のように私たちは完成を豊かにし、表現することが大切なのだ。そして私は豊かな感性を持った人になりたい。

   講評   mako

 自分なりに言葉を見つけて書いていることはすばらしい。まず、一つ目の方法である「自分を100パーセントフルに活用する」という表現は魅力的です。具体的には五感を豊かにするということでしょうか。
 二つ目は「生に出会う」。これはまたいったいどういうことかしらと注意をひきつけられます。これも具体的には読書をして感性を磨くといったことですね。
 個性的な言い方で気持ちを伝えることができたらすてきです。ありきたりな言葉選びで自分の気持ちをごまかすよりも、より自分の気持ちに近い言葉を探し当てる努力ができればいいね。
 表現にはひとりよがりと誤解という危険がいつも背中合わせにあります。でもそれをおそれていたら何も始まらない。わたしも言葉は五感と共に使ってこそ最大の力を発揮すると考えています。オノマトペが豊かな日本に生まれてよかったなあと思います。


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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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