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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   ダイヤの原石   

 表に出ることばかりを大きく取り上げがちの今の社会。裏での地道な作業はあまり評価されないことがある。いくらテストでいい点を取ろうと、その人が世間で生きていける技術を身につけているのか。といったことはわからない。表面的でしか物事を見ていないから、誤った判断をしてしまう。絶対ないとはいえない状況である。こんな世界だからこそ、見た目ではわからない中身を見つめ直すべきだと思う。
 そうするための方法として、第一に吟味することを覚えることだ。私は、最近の社会は知識をたくさん持つ人を特別に見ることがしばしばあると思う。頭がいいから、世の中に適応する術も兼ね備えているか、といえばそうではない。完璧な人なんていないのだから、外見だけで全てを判断することはやめたほうがいいと思う。そこで、その人の心を見つめるよう努力をする必要がある。きちんと事実を受け止め、了解した上で何かと行動を起こしても、遅くはないのではないか。
 そして第二の方法としては、社会が人の見方を変えることだ。何十年何百年に一人の逸材だ、というような言葉をよく耳にしたり目にする。その人が成長していく過程を追ったりするが、そうではなく、ダイヤの原石を磨くことも視野に入れるべきだと思う。皆から認められている実力者だからこそ、という考えを捨てて新しく物事を進めることをすべきだ。「亀の甲より年の功」「老いては子に従え」といった全く正反対(何故なんだろう…?(笑))の言葉が有名である今。概念を捨てるチャンスである。
 確かに、外に出るオーラを審議することで成功することもある。しかし、外面は着飾ることができるものだ。だが内面は持って生まれたものであるため、変えられない。「一番高価なものを決める基準は、外ではなく内の輝きである」自分の殻に閉じこもっていては、何も生まれはしない。何事にも判断するのはつきものであるし、難しいことだ。しかし、だからこそ一時の気持ちで流されて簡単に承諾してしまうのではなく、よく確かめてみる。そんなことを、瞬時に頭に描けるようになるべきだ。

   講評   nane

 第一段落の意見はよく消化して考えている。確かに今の世の中は、表に出たもので判断することが多かった。しかし、これからは社会が落ち着いてくるので、次第に人間の内面にも目を向けるようになってくると思うよ。
 第一の方法の「吟味することを覚える」はいい意見だが、もう少し実例があるとよかったかもね。テレビなどを見ていて、普通のお笑いのタレントだと思っていた人に意外な一面があったなどということがありそう。
 第二の方法も、何か具体例があると面白い。ことわざの対比は、ユーモア表現だね。
 主題は、第一段落の段階でもっと絞っておくとあとが書きやすかったかも。長文の課題自体が漠然としたものだったから、自分なりに意見の焦点を絞っていこう。
 題名はよく工夫したね。
▲審議→?


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