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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   日本語は、いままで   おのの

日本人は、自分の国の言語を国語と言ったり日本語と言ったりしますが、国語、日本語の対立は実は日本語の国際普及が少なく、外国つまり外側の目というものがまったくないという問題と関係があるのです。日本語は、外国人によって学ばれ、使われた経験がないために、植木屋を十年も入れなかった庭みたいでめちゃくちゃに枝がのびているという状態です。ですから、日本は、これからどうやって日本語を刈りこんでいったら、国際普及の日本語になるかということを考えなければならない。<<要約>>
 日本語は難しいかもしれないと思うことがある。例えば、一つ目、僕の学校では英会話の授業が毎週一時間あり、外国人の先生が来てくださる。いつも難しいと感じるが、時々、「僕等が英語を書いたりするのより外国人が日本語を書いたりする方がずっと難しいかもしれない」と思うことがある。なぜなら、英語はa,b,c,d,.....の二十六文字だけであるが、日本語は、カタカナ、平仮名、漢字と三つを使い分けなくてはならなく、漢字に至っては多数ある。最初から学ぶ側にとっては頭を抱えてしまうような量だ思う。二つ目は、小学生の時に感じていたことだが、敬語である。敬語のだいたいが日常的に使わないのでその分覚えるのも大変だった。このときに日本語は難しいと感じられた。<<体験実例>>
 僕は日本語が世界中に広まっていってほしいし、そういう意味も含めてもっと日本語を刈りいってほしいと思う。つまり、筆者の意見に賛成である。「小の虫を殺して大の虫を生かす」ということわざがある。これは、大きい物事を成すには、小さい物を犠牲にしてしまうという意味である。確かに刈るごとによって田舎などにある方言が犠牲になるおそれがあるかもしれない。でも日本語を植木屋を十年も入れなかった庭みたいにしておくよりは刈りいれをして日本の発展を進ませたいと思うからだ。日本語の国際普及のためにも内側だけではなく外側の目をもっと取り組んでいってほしいと思う。

   講評   hira

 自分の目線で、日本語の難しさを記すことができましたね。一つの意見を述べるときには必ず逆の意見があるということは前にも少し書きましたが、今回はその部分が意識して表現できています。ことわざも上手く活用し、説得力のある結論になりました。
英語やフランス語の普及は「刈り込み」の力が大きかったのですね。そして、その国の持つ力と共に学びやすさが学習人口を増やし、結果として世界から優秀な人材がそれらの国に集まるという図式になっています。お隣の韓国では、日本語より中国語学習者が増えているとのことです。この前の長文のような日本語の微小感覚等のよさも頭に入れつつ、外の意識を取り入れる時期が来ているのでしょうね。
構成●要約「刈りこみ」という言葉を上手くいかせています。この調子!次回は要約部分も常体に書き直しておきましょう。
題材 ● 体験実例 ( 自分らしい体験実例を書く)
実際の自分の事例から、日本語学習の難しさについて説明できました。敬語に関しても実際に困った事例を入れられると更に良かったね。
表現 ◎ ことわざの引用
早速、ことわざが活用できました。


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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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