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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   ノンフィクションとフィクション   10人隊隊長

ノンフィクションの書き手は、在るものを映そうとし、フィクションの書き手は在らしめるために創ろうとしている。
小説家の加賀乙彦は実在の人物をモデルにした小説『錨のない船』の内容をこう話した。
『登場人物の心理や家族の関係、死んだ様子などは完全なフィクションになっているが、フィクションが多ければ多いいほど、真実に近づいていく』
ここでは、フィクションの書き手の創るということが驚くほどの率直に表明される。他人というものは、最終的には理解ができないものなのではないか、という苛立ちからも抜け出せ、事実の核にも到達できないかもしれないという絶望からも解き放れる。
しかし、想像の事実による改変や、細部の補強というのは記録に限度があるのではないか。記録とはここではノンフィクションだが、それを創らぬという約束の上で成り立っている文章なのである。
つまりフィクションとは、事実の断片による、事実に関するひとつ仮説に過ぎないのである。
僕は、毎日毎日10分は本を読んでいるが、すべてフィクションである。確かにノンフィクションは正しいかもしれないが、全て同じというわけにもいかない。この世のなか、必ずどこかで矛盾は生じるものである。
故に、ノンフィクションもけっして正確ではないということがわかる。
しかし、フィクションばかりではなくノンフィクションも時には読むことが大事である。世の中の道から遠くにまで引き離されてしまうと、世の中から孤立してしまうので、ノンフィクションも時には読むべきだと思う。
しかし、今まで読んできたものは急には変えられないので、少しづつ直していきたいと思う。

   講評   kira


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