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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   知識人間?→教養人間!!   ミーナ

 現代では学術研究の場だけでなく、企業活動の場においても専門化がすすんでいる。ただの専門家というのは、自分の専門とする事柄についてはよく知っていても、それだけならほとんどの事柄については無知になる。自分の専門外の事柄についてある程度理解でき、思慮分別を伴った言論を展開できる人たちの言論の基盤は、常識や一般的教養なのだ。常識というのは、時代によっても社会によっても異なる。専門的な事柄に関する常識は、専門家でない大衆にもわかりやすく通俗化されることにより形成される。常識は言論の大きな基盤だ。だが上手な言論だけでなく、知恵を伴う言論になると、教養が基盤となる。教養は、その道の専門家になるための技術(知識)として学ぶのではなく、自由人にふさわしいものとして学ぶのだということが注目される。私は,幅広い教養を身につけられるような生き方をしたい。(要約)
 その方法として第一に,不得意なこと,嫌いな教科をなくすことだ。例えば,私の友達に,「社会は嫌いだからそれ以外は頑張って,社会は捨てる。」と言ってる子がいる。私は,嫌いな教科をなるべく作らないようにしているし,もしできても逆にそればっかりしている。例えば,私は理科の磁界のところが嫌いだった。だからテスト前はそこばかりやっていた。すると,いつも90点にならないのに,その時は90点を超えたのである。よく「こんなところ勉強して何か役に立つのか?」と聞く人がいるが,それは小学校,中学校,高校なら受験で必要だし,大学で学んだこともそれまでのことも含めて教養なのである。教養を知らずに大人になったとき,恥ずかしい思いをするのは自分なのだから,教養を身につけるためにも嫌いや苦手はなくしておくべきだ。
 そして第二に,学校や塾でも知識だけでなく,応用力をつけることである。例えば,学校の花壇を見るだけで,季節ごとの花が分かり立派な教養が身につく。また,友達とのケンカなどの経験は,将来人間関係でもめたときの良い切り抜けの方法になるかもしれない。この間,学校の先生に「私はそのへんの頭が偉いだけの先生ではない。経験を積んでいるから大丈夫」といわれた。少し自慢が入っている(笑)とはいえ,私は〜大学をでたからという理由だけで教師になれば,子どもの気持ちが分からないだろうし,医者でも市長でも,全ての職業は肩書きだけではうまくいかない。だから人間応用力,教養がないと人の気持ちを理解したり思いやったりという気持ちが生まれないのだ。人間の常識をつけるためにも,応用力は必要である。
 確かに,一つのことを深く専門的に考えることも大切だ,しかし,「辞書のような人間になることではなく辞書をうまく使えるような人間になることが勉強の目的である。」という名言もあるように, 知識だけでなく臨機応変に対応できるだけの教養をつけることが必要である。だから私は幅広い教養を身につけられるような生き方をしたい。(総合の主題)

   講評   hota

 今回も、やりましたね、68点。前回に引き続き、好成績でした。頑張っていますね。(でも、7割はなかなか到達しないでしょう? ここまで来たら、めざせ7割。)

 要約は、やや長いですが、全体の字数も多いのでよいでしょう。本来の要約という観点から言えば、これをさらに半分くらいにまとめてみるといいですね。余裕があったら、ちょっと練習のためにやってみても勉強になると思います。

 あとの複数の方法、それぞれの実例、「反対意見への理解」「名言の引用」「生き方の主題」はパーフェクトです。今回は「社会実例」は入りませんでしたが、「体験実例」は具体的でとてもよいですね。

 最後のただし書きが「生き方の主題」ではなく「総合化の主題」になっていましたが、ミスはこれだけです。
 あと、わかっていると思いますが、入試などの場面では、タイトルは「知識人間から教養人間へ」などと、記号は使わないで書いておこう。

 今回もよくできました!!
 

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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