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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   努力と美意識   はっしー

 「ガッツがある」とか「根性が足りない」とかいった言葉をよく耳にしますが、私は、どうも好きにない。そもそも“guts”なんて、「臓物」という意味だしこの言葉が汚いのも嫌いな理由の一つだ。物事を一所懸命にやることは本当に大切なことだ。ただ闘志は表に出さずに、内に秘めておくもの、これが私の美意識だからだ。想像力は心に必要な遊びだ。心が本来の自由な本来の姿に戻れば、人間の想像力が働き出す。この想像力も遊びもまた、心にとっての栄養となる。              
 私にも同じような話がある。それはなにかというと(目を血走らせ投資をむき出しにした例)中学受験のときだ。中学受験は一点二点で落ちるか落ちないかが決まるので必死になって勉強していた。               
 私には聞いた話もある。それは誰からかというと、お母さんからだ。どのような話を聞いたのかというと、「お母さんはどのような時にどのような努力をしていたのかという事」だ。実際お母さんにきいてみると       
「毎日仕事に行ったり家事をこなしたりして十分努力しているじゃん。」                   
いわれてみれば。(笑)とにかく、このことから私のように努力を外に出していて闘争心丸出しにしている人がいれば、お母さんのように、うちに努力というものを隠す人がいるのだ。                   
 人間にとって努力というものは、目標がなければ追いかけられず、人にとって努力に対する美意識も違うというとても複雑で置くが深いものなのだ。しかしいくら美意識が違うといっても、自分のためにはなっている。そんな「努力」を、私は追究したいと思う。           

   講評   jun

<第一段落>
 要約は、うまくまとめましたが、文末だけではなく、「よく耳にしますが」(1行目)といったところも常体に直すのを忘れずに。
<第二段落>
 一つ目の似た話は厳しい受験勉強のことが書けました。合否のかかった試験は、1点、2点が天国と地獄(?)とを分けてしまいますね。だからこそ、寸暇を惜しんで勉強しなければならないわけですね。そんな受験勉強に対する、はっしー君の意見が書けるとさらによかったですよ。
<第三段落>
 毎日、家族のために一生懸命働いてくださっているお母さん。決して、大変な素振りは見せないけれど、かげでがんばっていらっしゃるのですね。そんなお母さんの姿を書くことができました。
<第四段落>
 努力に対する美意識は人それぞれでも、自分のためになる努力ならよいのかもしれませんね。
                              

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