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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   いいことがあるといい   本因坊

 (本当に怪我をしたら大変だな。)
読みながら心の中で思った。本当に怪我をしてしまったら、元も子もないからだ。
 つまり、失敗をしたのにそれがかえってよい結果になった、ということ。
 こんな出来事を「怪我の功名」というんだ。(こんな出来事=こんな話は、後でします。)
 テーブルクロスにオイルをこぼしたばかりに、べランさんはとっても大きな発見をしたのだ。(三文ぬきがき)
 僕は、この3つの分が気に入った。いや、一番いいと思った、と言ったほうが良いのかも知れない。
 まず、1つ目。「怪我」とは傷の事なのだけれども、ここでは、あやまちや過失の意味を指す。「功名」はてがらやよい結果の事である。だから、失敗をしたのに、それがかえってよい結果になった、と言う意味とぴたりと合う。だから、僕が1番気に入った1つ目のは、これなのである。
 2つ目のこんな出来事を今から書く。ちょっと心臓に悪いので、心臓が弱い人は読まない方がいいかも知れない。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーOさんは、出かけようとして玄関を出た。バス停の近くまで行ったところで、財布を忘れた事に気付いた。あわてて家に戻り、財布を持って出てきたが、バスは行った後だった。次のバスは、15分たたないと来ない。
「大事な約束なのに、これじゃ、遅れてしまう。」
Oさんは、忘れ物をした事をぼやいていた。次のバスに乗って、交差点まできた時だ。パトロールカーやら救急車が来て、大騒ぎになっていた。窓から見たOさんはビックリした。乗り遅れたバスがダンプカーと衝突している。けが人も出たようだった。
「いやあ、よかったあ。もしも忘れ物をしていなければ、あのバスに乗って。今ごろ……。」
Oさんは、ほーっと大きな息をついた。−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
という話だった。僕は、心の中で思った。
(ホントに、怪我の功名だな。でも、このOさんは、運がいいな。いつも良い事ばかりしているから、 神の助けかな。)(まるで)
そんな事を思った。
 3つ目。べランさんは、妻のテーブルクロスにランプオイルというオイルをこぼしてしまい、そこで初めてランプオイルは、洗濯にいい事を発見した。
(これも正に怪我の功名だな。こぼしてしまったことをきっかけに、新しい発見をしたのだ。すごいな、 僕もこのようにいいことがあるといいな。!)(心)

   講評   miri

 世の中のできごとは、実は非常に複雑なしくみで起きており、偶然に偶然が重なったり、影響しあっているものですね。そんな中でこの「怪我の功名」現象もおきるのです。

 長文から読み取ったことや、それをきっかけに考えたことはとてもよくかけているので、あとは「自分だけがしたこと」も入れましょう。本因坊さんの「怪我の功名」的な体験はありませんか?
 感想文の中核(一番大事な部分)は、この長文に出てくる話に似た自分の体験実例です。感想は、それがあって、導き出されるものなのです。

 次回は「体験実例」をしっかり用意して感想文に挑みましょう! 


             

                   

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