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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   「コオロギはりーりーと」を読んで   オカピー

ヨーロッパの人々にはあの美しいコオロギの鳴き声が、雑音に聞こえると言われているのだ。青マツムシの声も、帰化昆虫だということを知ってからうるさく聞こえるようになった。知識や習慣は、ものの見方を変える。自分のものの見方や考え方が絶対のものだと思わないことが大切だ。(要約)
 これと似た話がある。私がオランダに住んでいた時、街で見かけるオランダ人は横断歩道の信号を無視し、赤信号で車が通っていなければそのまま渡っていた。わたしは、そのことに馴れ、なんの疑問を持たなかった。しかし、ドイツに旅行していた時わたしはドイツ人が、赤信号で車が通っていなくても、オランダのように信号を無視せず、犬が飼い主に「待て!」と言われている時の様に(たとえ)きちんと信号が青に変わるのを皆待っているのに気づいた。私の仮定だが、オランダ人は「決まりというのは、暮らし易くするものなので、あえて守る必要性を感じない場合は、それに従わなくてもいい。」と、考え、ドイツ人は「決まりというのは、守ってこそ意味がある。」と、考えているのではないだろうか。このことを外からみるとドイツ人の方が正しいと思えるが、これは考え方の違いであって、実際はどちらが正しいとかではないのだろう。(体験実例)
 もうひとつ聞いた話で似た話がある。貧しい国では美人の条件の一つに、「太っている」ということがあり、経済的に豊かな国では「やせている」女性が美しいとされるということだ。私は、貧しい国ではあまり食べ物が食べられないので、太った人ほどお金持ちという意味から、太った人ほど美人と言っているのではないかと思う。
 このようにものの見かたの基準は、その人の習慣や文化によって異なると、いうことが分かった。(分かったこと)これからも、自分が見たものや、聞いたものを大切にしつつ、それが全てであると思い込むことなく自分の見方を養っていきたい。

   講評   kei

オカピーさんは、オランダで暮らしたことがあるのですね。何歳から何歳まで住んでいたのかな?素晴らしい体験をしていますね。その時は、なんということのないできごとでも、今、こうして思い起こしてみると、とても貴重な体験でしたね。すばらしい!
●内容が素晴らしいので、題名をもっと工夫したら、もっとよかったね。「あまりに普通のだいめいじゃぁ、もったいないよ!!」題名とは、少ない文字数ですが、何かを訴えるにはとても重要なものなのです!
●「要約、オランダとドイツの比較、貧しい国と豊かな国の美人条件、まとめ」起承転結もしっかり考えられ、うまくまとまったね。
●「わかったこと」これから生きていく中で、とても大切なことに気づきました。是非、生活の中で活かして、ほしいと思います。




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