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　　　よかったなぁ　　　さやちゃん


「怪我」は傷のことなんだけど、ここでは、あやまちとか過失の意味をさすんだ。「功名」はてがらとかよい結果のこと。ドライ・クリーニングの方法を世界ではじめて見つけたのも、さいしょは失敗からだった。テーブルクロスにオイルを小橋多ばかりに、ベランさんはとっても大きな発見をしたのだ。
　私も怪我の功名を体験したことがあります。
「Sちゃん（自分の名前）。今日は部活ないよ。」
友達のTちゃんとMちゃんが私にむかってさけびました。
「ふ〜ん。でも私はかくにんしに行くよ。」
と私がさけび返すと、
「やめとけば？ないんだからかくにんしてもいっしょだよ。」
とMちゃんが言いました。
　体育館に行ってみるとみんが着がえてボールをついているではありませんか。
「早く着がえてね。」
と六年生の人に言われました。
「あ、はーい。」
と言って着がえに行きました。
　もしも私がOさんのようにさいふをわすれても銀行があるからいいな、と思ってしまいます。私はめんどうくさがりなのでさいふなどわすれても気にせずに、というか取りには行かないと思います。もし私がベランさんだったら、発見はしてもそこで終わってしまいます。ベランさんが実験をずっと続けていて良かったなぁと思います。
　私は今まで、怪我をして良いことなんかあるのかな。と思っていました。でもこの話を読んで気がつきました。悪いことがおこっても良いことがおこるということが。

　　　講評　　　huzi

　最初は失敗したと思っていても、そのおかげで助かったり良いことが見つかったりすることがありますね。「怪我の功名」は、「がっかりしなくても、大丈夫だよ」ということを、教えてくれる言葉なのかもしれません。
　 ぬき書きが、じょうずにできましたね。書き出しをひとマス空けておくのを忘れないようにしましょう。
　 友達に「やめとけば」と、言われた○○ちゃん。そのときは、自分が間違っているのかなと不安になったでしょうね。あまり、うれしい気持ちにはなれなかったでしょう。けれども、あとで、自分の言っていることが正しかったことがわかった。これも、「怪我の功名」の仲間ですね。
　2つ目の話には、「もし」を使って想像したことを書けましたね。○○ちゃんは、Oさんと同じような立場になったら、取りに戻ったりはしないし、油をこぼしても、「あーあ」で終わってしまいそうだと考えたのですね。先生も同じだと思います。「怪我の功名」が起こるためには、運のよさだけではなく、気づいたら行動にうつす気持ちも必要で、それができる人はあまりいないのかもね。
　まとめには、大きな意見を書けました。悪いことだけに心をとらわれないようにして、いいことが起こるのを待っていたほうがよさそうですね！