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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   良母は体に苦し   えきう

「ちゃんとしなさい。」                                                                                                                                        
またお母さんが怒っています。私のお母さんは、いつもこう怒ります。ひどい時にはティッシュ箱やらなにやらがとんできます。
今、私の妹は小学校受験に備えて勉強しています。十一月には、本番なので、忙しいのです。それでお母さんは毎日のように妹を叱っています。妹だけを叱っているわけではありません。私も勉強の事で怒られます。私は、前にビートたけしが大学生の頃を舞台にした                                                                                                                                  ドラマを少しだけ見たことがあります。たけしのお母さんはとっても怖くて、勉強ママでした。ちょっとでも成績が悪いと
「ちゃんと勉強しろ〜。」
とか
「なにしてるんだ〜。」
などと、怒鳴られてしまいます。たけしのお母さんは
「ちゃんと勉強しなさい。」
と叱りますが、私のお母さんは
「(だらけた態度ではできないから)やめなさい。」
と、叱ります。作文の清書をパソコンで打つとき、あまりにも遅いので
「手書きにするか、もう今回の分をだすのをやめなさい!!」
と怒られてしまいました。
お母さんは怒るととても怖いです。でも、本当は優しい人です。なぜなら、お母さんは怒るとまるで昼寝中のライオンを起こしてしまったように怖いけれど勉強などに一生懸命協力してくれるからです。私に協力してくれた事は山ほどありますが、その中でいつまでも思い出に残ったことがあります。
それは、二年生の頃の事でした。私はそのとき英語が得意で、公文(くもん)という塾の先生に英検を勧められたので、英検を受けることに決めました。だからお母さんがリスニングCD入りテキストをばんばん買い揃えて勉強をしてくれました。そのとき、私はまるで幼児に戻ったように感じました。なぜなら幼稚園の時、私も妹と同じように小学校受験の勉強をしていて、そのときと同じように怒られていたからです。怒られて怖かったけれど、私のためにやってくれるということは分かっていました。
当日の十月。場所は私が通っている公文の教室です。みんな年は私より大きそうです。最初はCDで聞く問題です。
私は自身満々で解答用紙に解答を書いていきました。次は問題用紙の問題を解く問題です。私はこの問題に自身が無くなってしまいました。
その約一週間後。
「五十点満点中、四十九点で合格です。」
公文の先生から、電話がかかってきました。
(英検合格!?気分がえいけんな〜。これもお母さんのおかげだな。)
お母さんは怒ると怖いけれど、親切です。今、お母さんは妹の受験勉強を熱心に頑張っています。お母さんはたいへんな思いをして努力していることに感謝しています。私はお母さんから生まれてよかったなと心の中で思いました。

   講評   kiri


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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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