対話と個別指導のあるオンライン少人数クラスの作文教室
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   常識と自由   PINPA

 『天声人語』。この文章を書く人というのは大変な知識を持っている物知りだ。私はある特定の事柄だけではなく、たくさんの知識を持っているような幅広い人間になりたい。
 その第一の方法としていろんなこと、幅広いことに挑戦することだ。私はその具体的方法としてまずゲームをやめるべきだと考える。ゲームというのはボタンひとつでキャラクターが自由自在に動き戦う。これは自分で考える力を低下させチャレンジ精神を壊す。では推理ゲームだったら?この場合も同じで自分で考えてストリーを展開させるが実はこれもある決まった選択肢の中からキャラクターを動かしストリー展開させているだけなのだ。このように現代の子供は何か道具がなければ何もできないという傾向に陥っている。つまり自分で何か新しいことをやってみたり、考えたり出来ずあらゆる面での経験が足りなくなるのだ。それを改善するためには私はやはり自然の中でおもいっきり遊ぶことが大切だと思う。いつもとは違う自分と出会える。その体験こそが必需だろう。新しい体験こそが幅広い物事の考え方の一歩になるだろう。
 また第二の方法としては常識を常識として知ることだ。あなたは『心のノート』というものを知っていますか?これは国が税金から作り全国の小中校に配っている書だ。実際に私は今学校でこれを使っていないために中身のことを詳しく知らないが、これは当たり前のことが淡々と書き並んでいる最悪の書だということだ。例えばこの書には先生を敬うべきだと書いてあり、このこととを先生が生徒に教えているのだ。「私を敬いなさい!」と生徒に言っているようなものだ。このように常識が常識として扱われない現代だから、息を呑むような過激な事件が多発しているのではないだろうか。当たり前のことを当たり前に思う。これが現代社会には欠けてきている。このひとつの心がけこそが常識を身につけ幅広い物事を広い視点から見ることのできる方法だと思う。
 確かに一つのことに熱中し調べたり深く考えたりすることも大切だ。その行為によって解決された数々の出来事だってある。しかし幅広い教養を持つことによって、物事の後先や他人の気持ちを考えることも出来る。アインシュタインは日本の広島と長崎に落ちた原子爆弾を開発した。しかしアインシュタインは実際に原爆が投下されたことを知ると大変悲しみ、自分の研究が人の命を奪う残虐なものになってしまったことをひどく悲しんだといわれている。アインシュタインは天才であった。しかし、常識を知っている人であった。『辞書のような人間になることではなく、辞書をうまく使える人間になりたい。』という名言があるように私はアインシュタインのように常識を知り、知るだけではなくそれを理解できる人間になりたい。

   講評   mako

 幅広い話題で力強く意見が述べられていてよかったです。読書や生活体験から得た知識や情報を受け売りにするのではなく、いつも自分の問題として受けとめ考えているところはすばらしいね。
 これからもがんばってください。楽しかったです。

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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