対話と個別指導のあるオンライン少人数クラスの作文教室
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
小学1・2年生
小学3・4年生
小学5・6年生
中学1・2・3年生
高校1・2・3年生
人間と文化 くいしん
こうしてケーキミックスは、大ヒットした。ところが、ケーキミックスは、日本の市場では完全な失敗だった。ライス・カルチャーといわれる日本文化のなかで、お米は純粋さの象徴なのである。その御飯をたくのと同じ器でケーキを作ると、バニラやチョコレートに汚染されてしまうのではないかー。日本の主婦がひっかかったのはそこだった。
私の親も、私の友達も、みんなお米を大事にしている。夕飯や給食に御飯がでても、だれかが残していることは、あまり見たことがない。このあいだは給食の先生までもが、
「お米は大切だから、みんなも残さず食べてね」
とまるで、こわれたロボットのように何度も言っていた。お米以外だったら誰もそんなこと言わない。
それぞれの国には、それぞれの文化がある。例えばあいさつ。日本人がお互いにおじぎをしているのを見れば、外国の人はきっと不思議に思うだろう。食べ方でも茶碗を持ち上げ、はしを使って食べる姿は、おかしく見られているかもしれない。
このように、人間はみんな自分の生まれ育った国の文化の影響を受けていることがわかった。
講評 jun
<第一段落>
要約は、長文の話の流れがわかるようにうまくまとめることができました。
<第二段落>
日本人にとって、お米が特別な食べ物であることがわかる体験実例をあげることができました。
「まるで、こわれたロボットのように」というたとえはおもしろいですね。
<第三段落>
国による文化の違いについて、例を挙げて説明することができました。
<第四段落>
わかったことでまとめることができましたが、最後の段落が一文だけというのはさびしいので、もう少しボリュームアップしてみましょう。自国の文化を大切にするとともに、お互いの国の文化を理解し合うことも大切ですよね。
■「要約」というキーワードを入れておいてね。
毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘
自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
|
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)
| |