対話と個別指導のあるオンライン少人数クラスの作文教室
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
小学1・2年生
小学3・4年生
小学5・6年生
中学1・2・3年生
高校1・2・3年生
本当の親切心 梅好き
私たちは、障害を持つ人に手を差し伸べていくべきだ、という意見がある。去年の校外学習のとき、学校で持っている伊豆の山荘に行った。二人組みになって、広い山荘の中を、一人が目隠しして、もう一方の人が案内するという企画。わざわざ、伊豆に行ってそんなことしなくても良いと、始めのうちは思った。しかし、やり始めていくと、学校に比べてはるかに階段が急だったり、坂があったり、砂利道があったりと、目隠しする方はかなり怖かった。案内する方も相手が転ばないように、つまずかないように、怖がって進もうとしない相手の手を引っ張る。盲目の人は、普段からそうなのか。そう考えると、私は生きていけないと思うと同時に、そういう人に偏見をいだくのは良くないと思った。
しかし、障害を持つ人たちが、自らの力でやり遂げようとする意思を尊重することも大切だ。有名な昔話に「桃太郎」がある。ラストの場面で、桃太郎が鬼退治をしに行く所がある。桃太郎は桃から生まれたただの少年だ。そこら辺の少年が鬼退治をするなんて言ったら、(まあ、今の時代鬼などいないが・・・。)全くと言っていいほど、無謀な挑戦だ。しかし、そこをあえて無理難題に立ち向かうようにした、おじいさんとおばあさんの判断は間違っていなかった。見事、普通の少年は鬼を負かして、宝を手に入れた。このように、まだできないからと守るのではなく、少しは開放しても良いと思う。
確かに、弱者に手を差し伸べることも、自らやろうとする意思を尊重することも大切だ。しかしもっと大切なことは「私たちの人生は私たちが費やしただけの価値がある。」という言葉があるように、対等な立場でみんなが一つの人生を歩んでいくのだという姿勢だと思う。もちろん何かを目指すとき、一つの考えにみんなが集結しないと物事は進まない。しかし、日本の政党政治のように、ひかれた線路からはみ出すものを異端者として排除することは、本末転倒になってしまう。
講評 kira
梅好きさん、こんにちは。夏休みが始まったね。9月2週までの、振替などのことは教室に伝えておきました。
しばらくお話できませんが、時間がとれるときに作品を書いて送ってくださいね。
熱い夏を創り上げてね。
毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘
自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
|
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)
| |