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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   ライバル   スーランスラケイ

 「ライバル」
 実際にこの言葉はよく使われる言葉だと思う。例えば、
「友達だけどライバルなんだ・・・」があるとしたら、
「あの選手のライバルはね、足が早いんだってさー。」もある。ライバルとは本当は何か?「嫌いな人」がなりやすいか?それとも「友達」がなりやすいか?それは人によって違うが、ライバルの意味とは
「英語で『競争相手』、『匹敵するひと』、『張り合うひと』」と言う意味なのである。それでも僕はライバルを持つ事は不賛成だ。理由は全てまとめて一つにしてみた。
 その理由は「ライバルを持つ事によって、いくらそのライバルが親友でも、その競い合っているものによって、きらいになったり、絶交してしまうかもしれない。本当は切磋琢磨するはずのライバル同志が、憎しみあったり、嫉妬をしあったりして、本末転倒になってしまう事」なのである。というのも、ある時本当に僕にそういう経験があったのである。二〇〇二年の秋の頃だった。親友とある一ヶ月間の大会の一位を競い合っていた。親友とぼくがライバル同志になって、最初の方は大会の話ばっかり一緒に仲良くしていたが、競い合っているうちに僕達の間のライバル意志が強くなり、どんどん
「絶対に勝つぞーー」や
「あんなやつに負けてられない!」と思っているうちに友情が崩れ始め、とうとう最後には、今までは最高の友情があった場所に、憎しみと嫉妬の固まりしかなかった。そしてとうとう大会の当日になった。ドキドキハラハラの雰囲気の中で、ぼくが勝利を手にした。僕は大会が終わった後、友情が戻ると思ったが、元親友がもっと僕の事を嫌いになっただけだった。こんな事がもう二度と起きてもらいたくないから、ライバルを作らないし、ライバルを作る事に反対だ。これが僕のまとめた不賛成理由なのである。(複数の理由)
 ライバルを持つ事は悪い事ばかりではないかもしれない。いい事もあると思う。そのいい事は僕は経験してないけど、さっきの話と違って「ライバルを通して友情が生まれるかもしれない。」たぶんこういう事だろう。
「ライバルと競い合っている間に、相手の色々な事を知る事になり、すごく趣味があっている事を知り、友達になった。」という事かもしれない。または「ライバルと切磋琢磨つまりどんどん磨きあう事で、最終的にはお互いに能力が高まる」という事かもしれない。これがライバルを持つ事のいい所だ。(反対意見への理解)そんな「ライバル」と言うものに名言を作ってみた。
{リスク取り 切磋琢磨 してみよう。
 新たな 友情 できるかも。
 注意して 生まれる嫉妬を越えてみよう。}(名言)なのである。
 僕はこのライバルの事を書いて、いくら不賛成でも、もうそろそろライバルを作り、リスクをとり、競い合い、友達を作りたいと思った。

   講評   isimi

 とても貴重な体験談を書いてくれ、ありがとう。他の項目も全部出来ていましたね。とても印象的だったのは、親友がライバルになってしまい、最後はそのまま、友情が戻らなかったという経験をしてしまっても、ライバルになることを通じ、真の友情を掴み取ってみたい、という気持ちになっていることです。それはとてもすーらんすらけい君が成長した証ですね。先生にも似た経験があります。中学生のときに隣のクラスに何でもよくできて美人の子がいました。ある年に一緒のクラスになり最初はすごく楽しくて仲良くし応援もしていたのですが、段々「負けたくない」という気持ちが頭をもたげ始め、応援できなくなってきてしまったのです。ずっと仲良しでいましたが、常にライバル心は持っていました。ただ、それは私だけでなくお互い様だったようです。というのは担任の先生が「二人は仲も良いけれど一緒にいさせるとそれぞれが伸びていくから。」ということをおっしゃられたのです。たぶん、これが良いライバルなのかもしれませんね。中学生になるとこういうこともありうるのでしょう。これからですね。相手を思いやる気持ちの強いケイくんならば、きっとできますよ。


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