対話と個別指導のあるオンライン少人数クラスの作文教室
小1から作文力を上達させれば、これからの入試は有利になる。
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   僕の家のペット   コムギコ

「ポン、ポンポン」
ボールがはねる音がする。
「ハリー、ボールもっておいで」。
ハリーは僕の家の犬だ。普段はおとなしいキャバリアだ。たまにドックランにつれていってやる。ボールを投げてやると、すごい速さで走っていく。そのとき、ハリーは何も考えないで走っていたらしく、ボールのところへきたときにブレーキをかけたので、つんのめって、転んでしまいふざけて
「ウーーワン」
といってボールを少し通りすぎてしまった。そして引き返していた。(笑)そんな何も先のことを考えていないハリーだ。そういうときは楽しくてハリーの耳がピンと立って、立派に見える。だが、いつも家では耳が下がっていてしょぼくれて見えてしまう。 
ハリーにはこんな癖がある。黒い服を着た人、黒いかさ、サングラスの人や変な音などが苦手だ。普段はめったにほえないのにこんなときにほえる。一回こんなことがある。雨の日、お母さんが外から帰ってきて、ガラス越しに黒い傘を差しているのが見えた。そのとき
「ワウォーン」
と犬の泣き声がした。見てみると、ハリーがほえていた。僕はハリーだって黒と白で牛みたいで、黒があるじゃないか、と思いながらハリーを落ち着かせるために
「ハリー、ハーリー」
と名前を呼んでやって落ち着かせてやった。ハリーはしばらくして安心したみたいだった。
ハリーはいつも、ほえることが無くて、おとなしいのになぜ黒いものにほえるのか分からない。そんなに黒いものは怪しく見えるのか、黒いものが怖いからなのか、僕は怖いからだと思う。それが分かるのはほえながら後ろへ下がっているからだ。(笑)そんなハリーの少し情けない行動を見ているとなぜか
「プッ」
と笑えてしまう。でもハリーにとっては本当に怖くてほえているのだから、笑ってはいけないのかなと思う。
 ペットとは人間にとって、愛情を注ぎ、共に暮らしていくものだと思う。不安な時や悲しいときにハリーを触ったり持ったりすると心が安らぎ静まってほっとしてくる。ハリーの温かみが伝わってきて、ハリーが僕を信頼してくれて、安心しているのが分かる。動物は人間を信頼し、人間も動物を信頼しているからお互いに触れ合うことが出来るのだと思う。

   講評   muri

ハリーのようすがさらに詳しくなりましたね。ボール遊びのときの元気いっぱいのかっこいいハリーと、家にいるときのしょぼくれたハリー。どちらもかわいいだろうなぁと、心から思います。
実は私はすごく犬好きなので、ぜひまたハリーのことを作文にしてくださいね。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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