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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   ライバルはいたほうがいいのか   うもえ

   ライバルって大切?
 私は特別にライバルがいたわけではありません。しかし、テレビなどに出てくる「永遠のライバル」などを見ていると、ライバルはいた方がいいと思います。
 なぜなら、ライバルがいた方が張り合いが出てくるからです。一人だと、面白くないからついつい怠けやすいです。しかし、ライバルがいると、絶対負けるものか、とげーむ感覚に楽しくなくても楽しくなれます。
 しかし、ライバルとの競争ばかりに気をとられ、内容がおろそかになってしまうのではないか?という、ことを思う人もいると思います。
 しかし、ライバルは意外と見ているので自分が内容をおろそかにするとライバルは自分のことをライバルだと思ってくれなくなるから意味なくなります。
 歴史上にも、ライバルがいます。例えば、武田信玄と上杉謙信。お互い助け合いながら戦っていた、いわゆる永遠のライバルなのです。
 つまり、人はライバルが大切で、ライバルは助け合いながら戦っていくのが本当のライバルといえるのだ、という事です。

   講評   nara

 今回の作文は、一つ一つの意見はおもしろいのだけれど、全体として読むと中心軸がはっきりしていないのが残念だなぁ。題名と書き出しから考えると「ライバルがいる方がいい」という主題だね。しかし、まとめの段落では「人はライバルが大切で」と書いてはあるものの、続けて「……本当のライバルといえるのだ」となっている。つまり、「ライバルの是非」を論じていたはずなのに、「本当のライバルとは」という主題で作文を終えているというずれが生まれているのだね。
 もう少し「ツッコミ」を入れるとすれば、「本当のライバルであっても、いない方がいいということはないのか?」ということも、論点として考えられるでしょ。論点をはっきりさせることが必要だ。ここを整理するとすれば、
 まず、ライバルとはどういうものかを定義する。
  ↓
 その上で、ライバルの存在の是非を論じる。
   ……はいいと思う・必要だ。(悪いと思う・不要だ。)
   その理由は二つある。一つは〜。二つ目は〜。
  ↓
 反対意見への理解を示しつつ、再度自分の主張を再提示する。
   確かに、……という意見もある。しかし、やはり〜。
組み立て方次第で、ももちゃんの意見がもっと明瞭になると思うよ。
 ところで、「私にはライバルがいたわけではない」という現状と、「ライバルがいた方がいい」という意見を、もう少しすり合わせてみるとよさそうだね。二つ目の理由に、ライバルとして認め得る存在について述べてある。ももちゃんにライバルがいないのは、ライバルと認め得る存在に出会っていないということ? それとも……? 二つ目の理由はなかなか鋭いので、自分自身の今の状態を重ね合わせて論じておくとおもしろくなるはず。
 忙しい中でがんばっているけれど、できれば、もう少し字数も増やしたいな。武田・上杉のような歴史実例を加えたのはいいアイディア。他にも、もっと具体的な体験実例や、現代におけるライバル物語などを加えられるといいね。

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