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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   弱さをプラスにする強さ   グレープフルーツ

知識がどれだけあっても、それを使うことがなければ全く意味がない。それと同じで、せっかく色々な逆境を経験していても、それをプラスに変えることができなければ、いつまでも幸せになれない。いつまでもそれを忘れようとしたり、悔やんだりするのではなく、それを自分の人生に役立たせていくことが大事だと思う。私は悲しい事をいつか自分の強さに変えて生きたい。
逆境をプラスに変える方法としては、自分の経験したこと、または経験していることを他の人に役立てようとすることがあげられる。人の役にたつことで感謝されて、気分も良くなる。私は、一週間ぐらい前に新しい学校に転校してきた。何だか全てのことに慣れなくて、知り合いは増えるものの、親しい友達ができずに悩んでいた。そんな時、前の学校の友達からメールが来た。他の友達と喧嘩をしてしまい、夏休みがあけ学校が始まった時、誰と居ていいのかわからないと言っていた。それで、私は「誰だって苦労することは同じなんだなあ」と改めて感じた。私もその子と同じような経験をしたことがあったので、アドバイスをしてあげた。そしたらとても良い気分になった。お互いの弱音を見せ合ったら、もう孤独を感じなくなった。
逆境をプラスに変える第二の方法としては、経験を自分の人生に生かしていくことだ。同じ過ちをもう二度と犯さないように経験から学んだことをまた新たな経験に生かしていくことが大切だと思う。知りすぎたり、決め付けたりしてしまうのはあまりいいことではないが、それでも経験からわかっていることを同じようなシチュエーションにでくわすときに役立たせることは良いことだ。
確かに、知識をためることはよいことだが、しかしそれを使わなければ人生の上での大きな意味はない。「脱皮できない蛇は滅びる」という名言もあるように過ちをプラスの意味に変えないといけない。だから、私は逆境をプラスにして生きたい。

   講評   takeko

とてもいい内容になりましたね!とくに二つの方法は、私がぐだぐだ?電話で説明したより、ずっとすっきりまとまっていていいではないの!(感涙)さすがですよ。「要約」スマートで簡潔にまとまっています。「それ」ということばが少し続きましたね。「それを忘れようとしたり」の「それ」は「辛い経験や失敗」などとおきかえてください。この「それ」は「逆境」のことですが、「逆境」ということばも、もう使っているのでね。なるべく、同じ意味の場所でも、たくさんのちがう言葉を使うほうがいい文に見えるのです。「方法一」言われてみればそのとおり!実は私はあまり体がじょうぶでなく、小さい病気ならいろいろやってきました。おかげで?今、いろいろな友だちが軽い病気で悩んでいるとき、アドバイスしてあげることができるように(笑)。案外健康な人は、たまに病気をするとうろたえるものです。「たいしたことない」ということを言ってあげられるのが私。余談ですが、アメリカンスクールから、日本の学校への転校はたいへんだと思います。でも、「日本にある日本の学校」にいきなり転校すると、もっとカルチャーショックがあって、たいへんだと思うので、ちょうどいいクッション、というか「リハビリ」期間ではないですか?一応、バンコクの日本人学校は、先生も生徒も「海外で暮らす日本人」という同じ立場にいるので。でも、「日本にある日本の学校」の方々は、そういう経験がないと、理解してもらわなければいけませんからね(だからこそ、言葉の森で自分の思いを伝える訓練を・宣伝)。そうはいっても、小学校1年から中2までバンコクにいたうちの娘よりは、日本の学校のことをまだ知っているほうだから、いいかもしれないね。うちの娘、中3で日本のちっちゃい公立中学に転校したので、なにもかもカルチャーショック!毎日おもしろがっていました。寒い中、みんな先生の言うとおり、文句も言わず、足並みをそろえて、「いちに、いちに」と声もそろえて校庭3周もする・・・とかね。それに最初は「知り合い」でいいんですよ。いつか、意識しないうちに、気がつくとその中に、気の合うひとがいるものです。今は「リハビリ」と思ってくださいね。名言と主題の最後の段落もとてもよく書けました!

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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