対話と個別指導のあるオンライン少人数クラスの作文教室
小1から作文力を上達させれば、これからの入試は有利になる。
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   フルカラーで写そ♪   じょー

 評点は不必要であるばかりでなく有害である。評点のめざすところ結局は点とり競争であり、学校を共に学ぶ場所でなく、優勝劣敗、弱肉強食の荒涼たる「勉強強制収容所」に変えてしまった原因の一つである。実際、学力よりも意欲などの主張が重点されるとしても、何かと学力も無ければならないのが現状だ。そのことから私は後者の意見に賛成である。
 競争の多い社会になった原因として、今日における経済状況の影響だと考えられる。私は今、受験の真っ只中にいる。難関大学に入るべく日々の勉強を積み上げている(つもり)なのだが、何故そこまでして入ろうとするのかといわれると少し戸惑う。学校での友人は好きなことをもっと充実させたいからという子も少なくは無い。しかし、私は彼女達とは違った考えで、志望校を決めた。それは、「将来苦労しないため」という考えだ。もし金銭面で苦労の無い世の中であったなら、私はイラストレーターになりたい。しかし、現状でこの進路は厳しい。仕事が飛ぶように入ってくれば話はべつだが、芸術系において安定した収入は期待できない。これらの理由で私は将来での安定を求めて、受験戦争に参加し、勝つため(入試で少しでも多く点を取るため)に勉強しているのである。
 点数だけの評価をする社会を避ける対策として、人々を個人の意欲や思考を中心とした評価方法を取り入れるべきである。最近では大学試験でなく、入社試験など様々なところで評価の視点が変わりつつある。大学や会社側から見れば誰よりも向上心のある人を選ぶだろう。自分の考えを他人に理解してもらうことは容易ではないが、自分の意思をしっかりと持っているならばそんなに苦ではないはずだ。私の場合、将来の安全への道を少しでも確定するために自分の意思とは少し外れた道を選んだ。そのため、自分らしさが欠けてしまった気がする。それでも、それも自分の考えのうちに入るならこの方法は有効だと思う。
 確かに、テストなどの試験は一瞬で判断出来る唯一の方法かもしれない。しかし、白と黒だけでは真実の色は表せないともいえるように、この世界を二階調化にしてしまうとどうやって群青色と青色を判断できるだろうか。不可能といっても過言ではない。私たちが日々飽きないで生活できるのは様々な色が存在するからともいえる。もし、私たちの色がどちらか一方に属すのを義務とされると、このままでは世の中の人間、価値観は全て白と黒に分かれる問題が起きるだろう。

   講評   hota


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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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