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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   みなさんには、まだ字を(感)   ひまわり

 みなさんには、まだ字を読めないころの読書体験がありますか。砂ぼこりの象徴なのでしょう。さて、その本の中の人物は、ほこりマークを現実にあるもののように扱っていたのです。 下手な手品は一方からしか見られないといいます。
私にも似た話がある。私が二年生の頃だった。学校の図書室でまだ低学年なのに高学年向けのぶあつい本を読んだら、すごく難しくて全然分からなくてすぐに本棚に戻してしまったことがある。字も読めなかったし、意味も分からなかった。まるで無理をして読んでいたようだ。何が言いたいのかさっぱりわからなかった。人間にも好き嫌いがあるし、本にも好き嫌いがあるので人間と本は似ているところもあるかもしれない。私は本は好きなのもたくさんある。特に青い鳥文庫が好きだ。意味が分からなかった本は、今でも放ってあるかもしれない。図書館で借りてきた本も、全部は読まずに返してしまった本もある。好きな本は何回も読み返している。
 例えば友だちや母が面白いと言った本でも私には面白くないと思ったこともある。読んでない本も家にたくさんある。けれど、これから読んだら面白いかもしれない。今少しずつ意味が分からなくて読めなかった本を読んでいる。面白いものも見つけた。面白くないものもあった。でも、本を人と思えば読む気がわいてくる。これからも本を人と思えば良いと思った。マンガなら私は一時間以内に読み終わってしまう。とてもおもしろいからだ。
 私の家族や友だちなどが面白いと感じた本でも、私にとっては全然意味が分からなくてそのままにしてしまう物もあるということが分かった。人間にとって面白い本は何度も読みたくなる。私だって面白かった本を人に母にとられたりしたら少し残念だ。でもいくら面白い本でも何度も何度も読みすぎればあきてきてだんだんつまらなくなってしまう。それは当たり前だ。私はまた面白い本をさがして読みたいなと思った。
           

   講評   nara

 「漫画の描き方」という本の話や手品の話は、具体例だね。要約をするときには、具体例よりも大きく話をまとめたところを使うようにするといいよ。「本とは〜」「読書とは〜」と筆者が自分の考えを述べているところを抜き出してごらん。
 今回の作文で、すごくおもしろい発見があるね! 「人間と本は似ている」というところだ。低学年の頃に手に取ってみたけれど、全然読めなかった本……これは、小学生が大学生の授業に参加するようなものかもしれないね。反対のことも考えてみよう。小学校のときにはつまらないと思っていた学校の授業を大学生になってのぞいてみたら、「そうか、こういう意味があったのか!」とわかるかもしれないものね。
 人と人との間がらも、すぐに友達になれることもあれば、とっつきにくい人もいる。けんかしてそれっきりになることもあれば、何度もけんかしてもすぐに仲直りする人もいる。これをそのまま、本に置き換えることができそうだ。
 面白くて何度も読みたくなるような本にめぐりあえたら、それだけ人生が豊かになりそうね。ベッキーちゃんは「何度も何度も読みすぎれば……だんだんつまらなくなる」と書いているけれど、もしかしたら、何度読んでもあきない本にめぐりあうかもしれないよ。そういう本は、人間で言えば親友みたいなものだろうな。

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