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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   決めつけはだめだぞ   ヨッピー

 同じ名前がついている花でもよく見ると、一つ一つが人間の顔が違うように、それぞれの表情をもっているからである。いくら見なれた花でも「この花はこういう形をしているんだ」などと先入観をもって描き始めると、花にソッポを向かれてしまうことがある。花の色が一日にして変化するのだから、まして心を持っている人を見るとき、自分のわずかな秤で決めつけてしまうのなんて全く間違えっていると思う。(要約)
 私には姉がいる。姉は読むのは好きだけど、ハリー・ポッターを読むのは楽しめないみたい。だから、私も「きらい」と思って読まなかった。それから、こわかったから。でも学校で、男の子達が読んでいて面白そうだったから、私もついでに読んでみた。そうしたら、どうだろう! 私はハリー・ポッターファンになった。私は今4巻目を読んでいる。姉はあまりにも現実とかけ離れているから、だんだん嫌いになったみたい。でも、私はその正反対。空想の世界が大好きだ。ハリー・ポッターを楽しんでいる。(にた話)
 私とお姉ちゃまは「いくら」が嫌いだった。でもお姉ちゃまは、お母さん達に「美味しいよ。」と言われて食べた。それから、好きになったみたい。私はまだきらいだった。でもがんばって食べてみたらけっこう美味しかった。おじいちゃまは、「いくらずし」を作ってくれた。私は口の中に押し込んだ。ほめられた。「人から勧められる食べ物はけっこう美味しい物なんだなぁ。」と思った。(にた話)
 お母さん似た話を聞くと
「お母さんが大学生だった時、野球の好きなお友達がいたの。中日ファンだったのよ。試合に誘われたんだけど、興味がなかったから行かなかったわ。この間、ボストンRED SOXの試合を見に行った時、応援するチームがあるって楽しいことなんだなぁと気付いたわ。あの時観に行けばよかったと後悔しているの。知らない世界を体験するのも楽しいわね。」
と懐かしそうに答えた。(聞いた話)
 お父さんにも聞くと
「お父さんは椎茸が嫌いだったな。でも知らないうちに好きになっていた。お父さんの妹の○○もね。」
といつもみたいにたんたんと答えた。(聞いた話)私は
「あぁ、あきれた。 椎茸って美味しいのになあ。」
とため息をついた。
 私は作者が言うようにほんのわずかしか知らないうちに決めつけるのは間違えていると思う。でも、私はよくそうしてきた。ただ見た目だけで決めたりしたのだ。この話を読んでから恥ずかしくなった。「今度から直そう。見た目で決めるのはやめよ。」と、呟いた。(分かったこと)

   講評   jun

<構成>
 要約は、ポイントとなる文を抜き出して、長文の内容を見事に表すことができています。
<題材>
 自分で確かめたわけでもないのに、先入観にとらわれてしまうことってありますよね。自分の体験から、そんな例をいくつか挙げることができました。本の話も食べ物の話も、わかりやすい実例です。
 お母さんとお父さんから聞いた話を盛り込んだところもいいですよ。「知らない世界を体験するのも楽しい」というお母さんの言葉はそのとおりだと思います。何事も、まずは経験してみることが大事ですね。
<表現>
 「みたい」が入っているので◎ですが、たとえは、「まるで〜みたい(よう)」という形で使いましょう。
<主題>
 分かったこととともに、ヨッピーちゃんの決意も書けました。見た目だけで判断するのは大きな間違いの元かもしれませんね。

☆60分で1000字をこえるとは立派です。よくがんばりましたね!
                            

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