対話と個別指導のあるオンライン少人数クラスの作文教室
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   苦手<得意   ビーバー

 初心者の場合は技術からの発想である。これに対して、プロのほうは、資源からの発想というべきであろう。これまでの近代産業技術は、つねに技術からの発想だったといえる。エネルギー資源にせよ、鉱物資源にせよ、最近騒がしくいわれる水資源にせよ、よく考えてみると我々の身のまわりにはかなり豊富にある。ないのはそれを活用する技術であり、何よりもそこに目を向ける資源からの発想であった。今日、人類が直面している危機を乗り越え、新しい文明への道を拓くためには、発想を一八〇度転換して、技術からではなく、資源からの発想に切り換え得るかどうかが鍵となることであろう。(要約)僕は、発想をいつでもしっかり変えられるような方向転換の利く目を持ちたい。その方法は2つある。
 その第一の方法は、自分の持っているものに応じて自分のすることを適応させることである。まだ先の話になるが、「○○大学に入るには数学と・・・社会ができなければ入れないから苦手な国語を克服しよう」などというものではない。「自分は数学と社会が得意だからこれを生かそう」というようなことである。僕も、学校の定期試験でそんな感じの結果に一回なってしまったことがある。数学と理科はやや撃沈、英語はそこそこ、国語と社会が異常に高い、という感じだ。このような状況であれば、「国語と社会が得意だから、この2教科で選抜クラスに何とか食い下がろう」という選択が出てくる。僕は、このように得意なもの、自分の得意とするものを主体に考えることが大切だと思う。(体験)
 第二の方法は、世間の教育をマイナス教育からプラス教育に変えていくことである。現在の日本のテストに評価は、自分の欠点を探し出し、それを何とか埋め合わせていくという風になっている。それだと自分の欠点が余計に強調されて、自分はいやというほど分かっている自分自身の欠点を再三にわたって聞かされ、勉強が嫌になってしまうことも考えられる。僕の場合だったら計算問題でのケアレスミスが多すぎる、というような感じだ。プラス思考に考えるということは、テストの中でどこがどう間違っていようと良かったところを評価するということである。応用力があるとか計算が速いとか、そのようなことを評価してよい部分をどんどん伸ばしていく。そうすることで、自分の得意技に気づき、自信が湧いてくる。これが結局、自分の得意技を主体として考えることに繋がっていくのだと思う。だから、僕はマイナス教育よりプラス教育の方がいいと思う。
 確かに、自分の力を信じきってしまうのも良くないし、そう簡単に減点主義の社会は克服されては行かない。しかし、「勝負に勝つためには、苦手をなくすことよりも、得意技を持つことである。」という言葉に表わされるように、自分の得意技に気づき、それを磨いていくことこそ大切だと思う。これを踏まえて、自分の得意教科を一層強化していくように努力し、それを役に立てて今後の人生に生かしたいと思った。

   講評   miri

 ポイントのきめかたがうまいです。
 教科の話の例ですが、人生を前向きに生きるための鉄則でもありますね。一方苦手なことにも果敢にチャレンジして克服していくというとらえかたもあるので、一概に得意科目だけを伸ばせばいいとは言い切れませんが。(特にわかいうちは)あなたのように「主体に考える」という姿勢がベストですね。
 大きな視点で捉えなおしました。よくできています。ここはひとつ、具体策が入ると完璧ですね。文科省への提言みたいに。
 簡潔につよい主張ができました。たいへんバランスのよいしっかりした作品になりました。
                     
                
 

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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