対話と個別指導のあるオンライン少人数クラスの作文教室
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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プレゼント・・・。 えめほ
「プレゼントがないよー。」
明日はお姉ちゃんのお誕生日です。なのに、プレゼントがありません!
あっ!ありました。くまのぬいぐるみです!でも、みつけたのはお誕生日の日で、しかもかなり遅い時間です。そのうえ、くまのぬいぐるみは、まだ未完成です。急がないと間に合わない!
くまのぬいぐるみは一週間ほど前に、手芸屋さんに行った時に、かわいかったので買いました。布の柄は四つで、花柄が二つ、ストライプが一つ、茶色の無地が一つです。見本になっていたくまは、顔は花柄のピンクとむらさきで、耳は茶色の無地と顔と同じピンクとむらさきの花柄、からだは顔と一緒、腕はストライプとピンクの花柄で手のひらが茶色の無地、足はピンクとむらさきの花柄で足の裏は茶色の無地でできていました。
家で作った時、写真を見ながら作っていくので、布を切るとき柄が左右逆にならないようにするのが難しかったです。縫うのは両手両足の大きさをそろえるのもむつかしかったです。綿を詰めるのは初めてで、どの位入れたらいいのかわからなくて、自分ではちゃんと詰めたつもりだったのに、お母さんに、
「もっとしっかり綿を詰めないとかわいいくまにならないよ。」
と、アドバイスをもらいました。それで、ちゃんと入れてみたら自分が思ったよりもいっぱい入ったのでとてもびっくりしました。ここで、時間が九時を少し過ぎていたので、私は、眠りました。でも、お母さんが、顔、胴体、両手両足をつなぎ合わせてくれました。というのも、私が、次の日起きたら出来上がっていたからです。私がくまをさわってみたら、なんと手足が三百六十度くるくると回るので、目がまん丸になるほどにおどろきました。どうやって縫ってあるんだろうと思いました。
一日遅れたけど、お姉ちゃんにプレゼントを渡すことができました。お姉ちゃんがよろこんでくれて、よかったです。
お姉ちゃんお誕生日おめでとう!!!
講評 yoo
ホワイト・タイガーちゃん、こんにちは。ホワイト・タイガーちゃんは、お姉ちゃんのお誕生日プレゼントに手作りのプレゼントをおくったのですね。手作りのものには、独特のやさしさがあると思います。いろんな色や柄のあるくまさんは、きっととてもかわいらしいでしょうね。私も見せてほしくなってしまったよ。時にはけんかもするけれど、姉妹がいるというのは、いいですね。ほのぼのしたやさしい作文が完成しました。
<構成>
●書き出しの工夫……会話文からの書き出しの工夫ができたね。ぎりぎりまでプレゼントが決まらず、困っているホワイト・タイガーちゃんの気持ちが、よく伝わります。
<題材>
●自分だけがしたこと……くまさんを作るときに難しかったことを、上手に教えてくれました。柄のある布は切り方が難しいね。綿はたくさん詰めたほうが、丸々してかわいらしいくまさんになるでしょうね。実際に作ったときの様子を、しっかり説明できました。
<主題>
●心の中で思ったこと……お母さんが協力してくれてよかったね。「目がまん丸になるほどにおどろきました」という表現は、とても上手! すごく驚いたのが、よくわかったよ。一生懸命作ったプレゼントを、よろこんでもらえてうれしいという思いも読み手にきちんと伝わりました。最後の一文も、とてもよかったよ。たいへんよくできました!
★次週18日は、祝日なので「休み宿題」です。よろしくね。(^O^)/
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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