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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   お花見は日本人にとって・・・   光龍

 お花見に行ったことがない人はいないだろう。お花見は、日本独特の風習だ。日本人は、花見をするという、共通の対象を見ることによって成り立つ日本独特のコミュニケーションをしている。つまり日本人は、言葉でなく、物理的対像物をともに見ることで、社交が成り立つのだ。そう考えてくると、集団的な観賞行為は、日本文化の中でのコミュニケーションの方法である、といわなければならない。だが、僕ははっきり言葉にしていった方が良いと思う。
 その理由は、僕が次のような体験をしたからだ。僕は小五のころ、ここに転校してきたが、そのころ仲良くなった人とは今も仲がいいが、そのころ全くしゃべらなかった人とほとんどは、今もしゃべっていない。今、思い出すとあのころしゃべっていれば仲良くなれた気がする友達がたくさんいる。しかし、今、後悔しても、もう遅い。だから、はっきりと言葉にして言うのがいいのだ。
 もう一つの理由は、はっきりと言わないと、余計な事に巻き込まれるからだ。例えば、友達の筆箱の中に入っていたシャーペンが、折れていたとする。その時自分がやっていないのに自分に疑いがかけられたら、あなたはどうするだろう?はっきりと言葉にして言うだろう。自分がやっていないと。それはどうしてか。それは、自分に疑いが、かからないようにするためだ。もし、そこではっきり言葉にして言わなかったらどうだろう。疑いがかかって、怒られるに違いない。だからはっきり言うのが良いのだ。
 さっき書いたように、はっきり言いすぎるとよけい疑いがかかるかもしれない。しかし、「議会の目的は、議会を殴り合いの代用品にすることである。」という、名言があるように、はっきりしゃべって、自分の伝えたい事を相手に伝える事が大切だ。



   講評   tama

 言葉に頼らない日本的なコミュニケーションもいいですが、肝心なところはしっかりと言葉で伝える方がよいという意見ですね。言葉が足りないために意思が伝わらなかったこと、誤解される場合があること、というわかりやすい例を挙げながら書くことができました。

第一段落: 本文の主旨を大きくとらえてまとめてくれました。ただ「意訳」のような形で少し大きくとらえすぎているところも見受けられますから、キーワードとなる文を選び出し、うまくつなげて書くようにするといいでしょう。(^^♪

第二・第三段落: 自分の体験を書くことにより、意見に説得力が出ます。五年生のときの体験実例が生きていますね。理由は「気持ちが伝わらないことがあるからだ」のように、できるだけ一般的に書く方が望ましいです。
 もう一つの「余計なことに巻き込まれるから」の例ですが、このような事件(?)が実際にあったのでしょうか? これもわかりやすく、納得できる例ですね。

第四段落: 反対意見を書くときは「確かに〜であるが…」というキーワードを使うといいですよ。今回は、日本的なコミュニケーションのとり方のよさも認める形で書いてみましょう。(例:確かに言葉にしない日本的コミュニケーションも大切だ。しかし〜。)
 名言を用いた結びの一文は、光龍くんらしいしっかりとした意見ですね。非常にいいと思います。(^_^)/






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