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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   犬を躾ける   グルミン

 イギリス人は、犬を躾けることが上手である。日本人の犬は、少しわがままなところがある。他の犬と会っても、ほえたりとびかかったりする。それにくらべると、イギリス人が飼っている犬は、とてもぎょうぎがよく、主人によくしたがっている。
 私の友達にも、犬を飼っている人がいる。そこの犬は、ほとんどかんでこない。ペロペロなめるばかりだ。しかし、とびついてくる。他の犬と会っても、追いかけ回している。前にいっしょに散歩したことがあったが、リードをはずすと、すぐに走り出した。そして、飼い主のことも気にかけず、ウロチョロと、走り回っている。見ながら、私は、いなくなったり大変なケンカをおこしたりしないんだろうかと、心配になってしまった。帰ってからも、落ちつかないようすでいた。
 私は、犬を飼っていないから、よくは分からないが、日本人の飼っている犬は、ウロチョロしていることが多い。もし私が犬を飼っていたら、同じようなことになっていたかも知れない。日本人は、甘すぎて、犬がわがままになるのではないか。きっと私も、犬が好きだから、甘くしてしまい、まるで犬の方がえらいかのようになってしまうと思う。イギリス人は、愛情も注ぎつつ躾けもちゃんとしているのだから、すごい。主人のそばに、きちっといて、おとなしい犬は、良いものだろう。日本人が見たら、犬を飼っていてもいなくても、
「この犬は、おとなしくてとてもおりこうですね。うちの犬はあんなにほえるのに・・・。」
というようなことを言うのではないか。そして、私も躾けておけばよかったと考えるのではないだろうか。私だって、おとなしい犬のほうがあばれんぼうよりも、良いだろうなと思うに違いない。
 長文を読んで分かったことは、イギリス人と日本人の、位置づけの違いと、犬の躾けの上手さの違いだ。書いている時も、イギリス人はすごいなと思った。そして、もし自分も犬を飼うことがあったら、よく躾けなければ。犬の幸福も、よく考えてあげられるようにしたい。

   講評   hoemi

 グルミンさん、こんにちは。何が犬にとっての一番の幸せかを考えるのは簡単なようで、簡単ではなさそうだね。グルミンさんの考えをしっかりまとめられていて良かったよ。
【要約】 イギリス人と日本人の犬のしつけ方の違いを軸にうまくまとめられているよ。
【体験実例】 グルミンさんのお友達が飼っている犬のように、かむことはしないけれど飛びついてきたり、リードをはずすと糸の切れた凧のようにどこかに行ってしまうのでは困るね。先生の従姉妹も顔面をかまれて手術したことがあったけれど、それもリードを飼い主が誤ってはずしたこと、うまく躾ができていなかったことが原因だったよ。実際には犬を飼っていないグルミンさんが、もし犬を飼っていたらという想定の話もうまく展開できたね。たしかに日本人は犬が可愛いあまり、甘やかす傾向があるよね。犬を飼うならば誰もが気持ちよくいられるように、躾けるべきことは躾け、可愛がる時は思い切り可愛がるというメリハリのある接し方がベストだよね。
【たとえ】 「まるで犬の方がえらいかのように」という「たとえ」にあてはまる犬は、日本には想像以上に多いかもしれないね。上手にたとえることができました。
【わかったこと】 グルミンさんがいう「犬の幸福」とは、どんな幸福をさすのか具体的に書けると良くなるよ。犬を飼う以上、飼い主は責任をもって犬と向き合わなければいけないことだけは確かだよね。

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