対話と個別指導のあるオンライン少人数クラスの作文教室
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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世界中、どこに行っても0 おせと
世界中、どこに行っても日本人の旅行者たちは、身の回りに、「日本」を持って動き回る。彼らが持ち歩く「日本」、それを、私は「文化的カプセル」と名付ける。日本人は仲間と一緒に行動をしたがる。しかし日本人と違って外国人は1人で行動しても平気という人が多い。
ぼくもよく仲間を頼って大勢で行動しようと言う考えをします。例えば授業の調べ学習など、まとめたりする物などいろいろなことで他の人を頼ってやります。
例えば僕がハワイや外国などで一生ここで暮らそうと言われると友達とも離ればなれになってしまう。ハワイの家庭教師を体験してみたらどうだと言われると何でわざわざハワイに来てまで勉強をやらなくてはいけないのだろうかと思う。
日本人にとって文化的カプセルとは、日本人は人を頼ってこそ友情を深めることができる。文化的カプセルは国それぞれなのである。僕にとって日本に生まれてよかったと思っています。
講評 ita
こんにちは、おせとくん。字数は400字目前というところでしたが、難しい長文だったのによく書けました。やれば出来る賢い子だね、おせとくんは。よくがんばったよ。
【第一段落】
おっ!! 要約が上手にまとまっているね。「文化的カプセル」という特殊な言葉の使い方も心得ているね。
【第二段落】
実例は「仲間と一緒に行動したがる」という長文と似ているものだね。よく書けているよ。ではなぜ「人と一緒に行動したがる」のかな? 自分の気持ちをのぞいてみよう。
【第三段落】
「想像したこと」がよく書けました。先生も他の日本人と同じでやはり「え〜。旅行はゆっくりしに行くものなのに、ホームスティなんてしたら疲れるだけじゃん。」なんていって断ると思います。それはきっと「家族」という「文化カプセル」から抜け出すのが怖いせいです。外国暮らしの長かった先生でもそういう気持ちになるのですから、日本人の文化的カプセルというのは意外と根深いものですね。
【第四段落】
「日本人にとって文化的カプセルとは」で文章が終わっているよ。「どういうものか」まで書こうね。
☆(例)「日本人の文化的カプセルとは、人を信頼することを基本としている。」
一般化の主題の後のおせとくんの考えはすてきだね。それぞれの国がそれぞれの文化的カプセルを持っているから、外国に行く楽しみがあるのでしょうね。
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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