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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   花の名前   ミニまろ

 花の中には、多くのものが2つ以上の名前を持っている。それは日本古来から名付いている和名と、ヨーロッパから伝来したラテン語の名前である。例えば木春菊(モクシュンギク)はマーガレット、鬱金香(ウコンコウ)はチューリップ、麝香豌豆(ジャコウエンドウ)はスイートピーといった名前がついている。こうして見ると、日本でつけられた和名よりも、ヨーロッパでつけられた名前の方が明らかに知名度が高いことに気が付く。そもそも、元から名前がある花の名前を何故わざわざ輸入してくる必要があったのだろう? お馴染みの日本人の「新しいモノ、大スキ☆病(笑)」が原因だろうか。もしそうならば、日本人は改めてこの和名を見直すべきだ。
 そのための方法としてはまず、本を読むことである。普段、花の名前に限らず、外来語を使うことに慣れてしまっている日本人にとって、古い日本書に書かれた言葉は実に新鮮で、大変刺激的に感じるはずである。全ての日本人がこれを始めればきっと再び、和名というものの良さが確立されるはずである。
 また、和名からはその名の由来がわかるのである。例えばマーガレットこと木春菊はキク科の植物であり、また葉がシュンギクに似ていることから、この名がついたのだ。第2の方法として、ラテン語でつけられた格好だけの名前ではなく、和名というちゃんと意味を持って生まれたものをよく理解することである。花の和名には、先程も述べたような意味があるのである。それに比べ、ラテン語の名前なんて、私たち日本人から見れば意味のわからない言葉同然の扱いである。そんな名前ばかり使っているようでは、日本人にはその花の持っている意味がなくなることになってしまう。花の1つ1つに意味があることを理解することである。
 今までの私の意見は、外来語を使うことに対して全否定しているようにもとれてしまうが、そうではない。別に私は外来語を使うことが悪いとは言わない。確かに外来語には聞こえがキレイなもの、カッコイイものが多いし、それらのものを吸収して変化していくことも大切だ。しかし、私が本当に言いたいことは「大切なのは、健康らしい外見ではなく、健康自身である。」という名言のとおり、私たちの元となる日本的なもののよさを充分に理解し、守っていきつつ新しい発展を考えたいのである。

   講評   nara

 これから気温が下がって「春菊」が食卓に登場する機会が増えそうだね(笑)。ミニまろさんの秋はどんな秋になりそうかな? たくさんの本が読めるといいな。10月もこの調子で進めていこう。

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