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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   喧嘩って・・・   くろーばー

誰かと喧嘩をする。これは誰もが経験したことがあることだと思う。喧嘩は、些細な事でも最悪の場合、『絶交だよっっ!!』と言って友達という関係をやめてしまうケースもある。たいていは一週間もすれば、『あの時はゴメンね・・・m(‐‐)m』と一方から謝り、相手も『ううん、私も言いすぎてたよ・・・』となって一件落着、元の仲良しに戻っているのだ。それはそれで良いが、果たしてケンカをするメリットはあるのだろうか。ケンカをしてお互い喋らずに過ごす期間は無駄のようにも思える。それに、大きい喧嘩と言えば戦争もあるのだ。だがケンカは良いものだと思う。
 ケンカが良いと思う理由は、第一に喧嘩をすることで相手のことが良く理解出来る様になったりするからだ。少し前の話だが、友達二人が口をきかないほどの大喧嘩をしたことがあった。二人の意見が偶然食い違ったため、言い争いをして他の友達(私など)の集まりに戻ってきたのだ。色々訳を聞いてみると、どっちも悪いような感じの内容だった。二週間位たって、二人はいつの間にか仲直りしていたのだ。私は『・・・・・・・???』という思いだったが、その時喧嘩で思う存分言いたい事を言いまくった(笑)!のでスッキリして、またお互いの考えが反れているがそれは仕方が無い、と言う結論に達したらしい。ちょっと分かりにくかったかもしれないが、このように普段仲の良い友達と大喧嘩をしてみる事で変な経験も増えるし(と言うのは冗談・・・・・苦笑)、何より相手のことをそれまで以上に知り、理解し合える人ができた事にもなる。一石二鳥とはまさにこの事!?と言っても過言では無いだろう。
 そして理由その二は、喧嘩をしないという事は自分自身の意見をぶつけられない、あるいはぶつけるほど他人との関わりが無いという事に繋がるからだ。それなりに気の知れた相手であればあるほど自分の思いはぶつけやすく、即ち喧嘩発生率はある時点まで非常に高い、という事になる。一度喧嘩をすれば超仲良し♪♪になって滅多に言い合いをしなくなるか、しても本気まではいかない。例えば自分が新しい学校に転校してきて、クラスで何人か友達ができ始めたとする。徐々に打ち解けて、個人の意見を言い合っていくうちにやがて口論になるが、そこから仲直りまでの期間は相手の事をじっくり考える時間にもなるだろう。顔は知っていても下の名前すら覚えていない相手に喧嘩を売るのも気が引ける。自分の意見を伝えると言う事は、ある意味自分らしさを誇張する事とも言えるだろう。素直になりつつ相手を爆発させぬよう慎重に発言すればいいのだが、なかなか難しい。喧嘩が始まっても、時には仕方ない、と割り切る事も必要だ。話は少し変わるが、『データ』の中で十代の女性のストレス解消法で一位はカラオケだ。大声(!?)でもないが思いっ切り歌う事で自分の表現するからこそストレスも一気?に吹っ飛ぶのだろう。
 確かに喧嘩は、殺し合いになるほど悪化したり、凶悪な事件をもたらす場合もある。切り合い、殴り合いをするのなら出来るだけ話し合いで解決したほうが事が早い。だが、『悪いことそのものがあるのではない。時と場合によって悪いことがあるのである』と言う名言があるように多少の口喧嘩だったら友情や信頼を深めるためにも良いと思う。私はこれから、信頼できる相手と思う存分喧嘩をして、もっともっと友情を深めて生きたい。
『喧嘩上等!ビバ★友情!!』

   講評   kirara

 これから長い人生をおくるのですから、けんかの仕方も知っておいた方がいいかもしれませんね・・・。
 <<こうせい>>誰が読んでも納得できる理由です。特に二番目の、「けんかをしない= 関係がうすい」というところは、非常によくまとまっています。
 <<だいざい>>ストレス解消法のデータが入りましたね。「大声を出すことがストレス解消法になるなら、大声でけんかをすることも同じだ」というふうにつなげていくと、より自然になるでしょう。
 <<ひょうげん>>今回のテーマにぴったりの名言ですね。
 <<しゅだい>>反対意見への理解として、けんかの危険性をあげたのがとてもいいです。そうすることによって、「友情を深めるためのけんかならよい」という意見がいっそう引き立ちました。


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