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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   勉強より関係   ビーバー

 幼稚園では、いっしょに歌い、いっしょにお遊戯をするだけでなく、いっしょにおやつやお弁当も食べる。そういう作業がなぜ学校では軽視されるのか、不思議なかんじがする。幼稚園でのお歌とお遊戯、学校での給食。みなでいっしょに身体を使い、動かすことで、他人の身体に起こっていること(つまり、直接に知覚できないこと)を生き生きと感じる練習を、わたしたちはくりかえしてきた。身体に想像力を備えさせることで、他人を思いやる気持ちを、つまりは共存の条件となるものを、育んできたのである。(要約)私は、人間の本来の「思いやり」という立派な感情を取り戻すべきだと思う。
 その第一の方法は、学業ばかりでなく人間関係や友人関係にも熱を注ぐことである。私はよく他のクラスの友達を誘って自転車のみで少し遠くまで出かける。私自身もその友達とは仲がよく、休み時間もよく話している。試験が目の前に迫っていて緊迫した空気が漂っていたとしても、多分休み時間の会話はやめないと思う。友達との会話の内容を思い出していると大分気が楽になってくるからだ。やめると自分の成績はがっくり落ちそうな気がしてならない。ただ中学一年の時は友達がまだあまりいなかったので成績は今ほどのものではなかった。勉強ばかりしていても気持ちが全然持たないので今のところは試験前・試験中も集中力が途切れないように友達と試験時間の合間に会話をする。自分の今までの成績はおそらく、友人関係に半分支えられてきたのだと思う。
 第二の方法は、小学校でも「自由な時間」の重視を促進していくことだと思う。「トンボ王国は」の長文にも書かれているように、トンボがいるような、充分に広い、子供の遊ぶことのできる空間を作ることも必要である。一部の小学校では、グラウンドが狭いとか言われている。その狭さが屋外での遊びを妨げているということも考えられる。あまり好きではなかった私の母校を誉めるわけではないが、私の母校のグラウンドはとても広く、サッカーと野球とその他のスポーツ数種類が同時にできるほどであった。隣接していた中学校の3倍近くはあったような記憶があるが、もうぼんやりとしてしまって覚えていない。でも、広い遊び場なるものは現に必要とされている。
 確かに、学業を極めればそれなりに信頼できるところも出てくるだろうし、いまは学歴社会とも言われている。しかし、「生涯にわたり大切になるものは勉学ではなく自分の持つ人間関係である。」という言葉に表されるように、人間関係が人の生涯に大きな影響を及ぼすのである。このようなことも踏まえて、私はこれからも、人間関係を育てていくように努力していきたいと思う。

   講評   nane

 第一段落は要約でなく状況実例で書いてもいいよ。
 友人関係と勉強というのは、いい例。確かに孤独に勉強をしているよりも、友人と励ましあいながらやっていく方がやる気が持続するものね。そういうことを自分で発見したのはさすが。
 第三段落の長文実例は、うまく入れた。
 「生涯にわたり大切になるものは勉学ではなく自分の持つ人間関係である。」は、形はできているが、名言としてはもう一息。「真の勉強とは教科書から学ぶものではなく、社会から学ぶものではないか」ぐらいかなあ。
 今回も力作。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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