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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   子どものころ、わたしは   子ヤギ

言葉の生活には、時々、言いにくい言葉があらわれる。例えば、「忘れました。」という言葉もその一つである。もし、忘れてはならない大事な用事を忘れたとしたら、この一言は、言いにくい言葉になり、言い訳のほうが、先に口をついて出てくる。この簡単な一言が、言いにくいのは、自分の失敗や、欠点や、無力さを、自ら認める自己否定の言葉だからである。しかし、自分を否定するとは、自分の全体をだめだとしてしまうことではなく、間違いや足りなかった点を自らはっきり認め、それを否定することである。(要約)
この前わたしは、算数の教科書を家に忘れてきた時、先生に「算数の教科書を忘れました。」と言い訳をせず、正直に言ったら、先生に「そうですか、わかりました。次に生かしてください。」と言われて、しかられなかった。この文章に書いてあるように、普通忘れ物などをした時は、言い訳が先に口をついて出てくる。それなのに、わたしは言い訳をせずに自分の失敗などを自ら認めているので、自分でもとても感心した。(前の話)
 また、四年の頃、町別児童会の時に、クラスメイトのMさんは、副班長のFさんから、「Mさんが集合時間に集まってくれない。」という意見が出た時、「お母さんに髪の毛を結んでもらっていて、遅れました。」と言い訳をした。本当は髪の毛を結んでいない時もあったのに。正直に「遅れてすみません。」と一言謝れば、「次から遅れないでね。」という言葉で済んだかもしれないのに、うそをつき、先生からむちでたたかれたように厳しい言葉でしかられてしまった。ほんの一言でこんなことになるなんてびっくりした。言葉というものは、使い方一つ間違えれば、ライオンのほえ声のようにおそろしい言葉が返ってきてしまうのだな、と思った。(たとえ)
 「案ずるより産むが易し」(ことわざの引用)
このことわざのように、本当のことを言ったら先生におこられると思っているけれど、正直に言ってみたらおこられずに済んだことはしょっちゅうある。だから、言い訳をせずに言うことは案外簡単なことだということがわかった。これからは、友だちにもこのことを教えてあげて、気持ちのよい会話ができるクラスを作っていきたい。(わかったこと)

   講評   yuta

 項目をしっかりと入れながら、4段落のいい流れで書けました。
◆要約は、工夫してわかりやすくまとめられましたね。
◆「算数の教科書を忘れました」と正直に言って、しかられなかった体験。もし、この時にうそをついたり言い訳をしたりしたら、「うそや言い訳はいけない。忘れ物もいけない」という話になってしまって、「忘れ物をした経験を次に生かそう」という前向きなプラスの教えを受けることはできなかったかもしれませんね。
◆視線を変えて他の人の話。遅刻の言い訳をしたMさん。うそをつき、先生から『むちでたたかれたよう』に厳しい言葉でしかられてしまった。「遅れてすみません」というたった一言が言えなかったために、『ライオンのほえ声のよう』におそろしい言葉が返ってきてしまったんだね。
◆『案ずるより産むが易し』。本当のことを言ったらおこられると思ってしまうけれど、それは反対で、うそをつくことの方がずっと相手をおこらせてしまうんだよね。『言い訳をせずに言うことは案外簡単なこと』とは、本当にそのとおり。
     

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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