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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   不思議を持とう!!   おきつ

子供の世界は「ふしぎ」に満ちている。小さい子供は「なぜ」を連発して、大人にしかられたりする。しかし、大人にとってあたりまえのことは、子供にとってすべて「ふしぎ」と言っていいほどである。「雨はなぜ降るの。」「せみはなぜ鳴くの。」あるいは、少し手がこんできて、飛行機は飛んで行くうちにだんだん小さくなっていくけど、中に乗っている人間はどうなるの、などというのもある。これらの「はてな」に対して、大人に答えを聞いたり、自分なりに考えたりして、子供は、自分の知識を蓄え、人生観を築いていく。そして、自分なりの考えを構築して答えを出す。そこには、その子独特の物語が築き上げられている。私は、自分なりの考えを構築して、自分自身の納得のいく答えを導き出すことはよいことだと思う。その理由は二つある。
 一つ目は、子供は科学的な説明ではあまり納得しないからだ。子供の知識なんてものは、無いに等しいくらいのものだ。その子供に科学的な説明をしたところで理解できるわけが無いのだし、そもそもそのような話を子供が聞きたがるわけが無い。はっきりいって無駄である。実際、私も昔何かについて科学的な説明を受けたことがあった。しかし、意味がわからないので、一応返事はしておいたが、実際の理論については何一つ理解することができなかった。
 二つ目に子供は想像力に富んでいるということだ。想像力に富んだ子供は正解を知ることよりも、想像力を膨らませ、自分の頭の中で情景を描くほうを好む。課題文の中にも子供がせみの鳴き声を「おかあさんを呼んでいるんだ」と考えたように、その柔軟な思考力を使って、自分自身のファンタジックな世界を描く。つまり、子供にとっては正しい答えや理論なんてどうでもいいのだ。とにかく、自分自身の見解を思い描ければ。
 今、日本では子供の思考力の低下が問題になってきている。それは、多方向から物事を見つめることのできる複眼的な思考やあまり注目しづらいことにも気づく考え方ができていないからである。子供には、頭を柔軟に使わせるようにしていくべきである。そうすれば、いろいろな考え方や思考力をもつことができるようになると思う。

   講評   mako


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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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