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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   便利に頼らず自分で身に付ける能力   ブーちゃん

「ドラえもん」には見逃してはならない重要な視点がある。子供のみならず大人にまで夢を与えた。私達の知る限りでは「ドラえもん」の夢は一度もかなわなかった。次から次へと「四次元ポケット」から出てくる奇想天外な科学の小道具は、困難を解決してくれるどころか、思惑に「反して勝手に暴れだし、思いがけない新たな問題」を引き起こしてしまうのが常である。現代の日常生活は科学文明を過信するあまり、科学に対する基本的な姿勢を忘れ去ってしまっている。便利という言葉に浮かされて出来合いの科学を大量に買い込んで、これでもかという失敗を繰り返しても、実に平気なのである。「ドラえもん」の面白さは、決して笑ってはすまされない現代の深刻な問題への警鐘なのである。私は、発達した科学を使うのは良いが、科学に頼り過ぎるのはいけないと思う。
第一の理由として、科学に頼ってばかりいると人間が弱くなってしまうからだ。私は作文を書く時、パソコンに入力して書いている。そして、入力した作文を原稿用紙に書き直す。時間が掛り大変だが、自分のためになるので私は頑張っている。パソコンで文書を打てば、考えなくても漢字にすぐ変換表示される。一見すごく便利であるが、気がつくと漢字を覚えることを忘れてしまっている。頼り過ぎると漢字を覚えることが出来なくなるのだ。自分の手で何度も書いたりすることで覚え、色々な力が付いていくのだ。自分自身で汗をかき覚えたものは力となるのだ
 第二の理由として、科学にばかり頼っていると、人間らしくなくなってしまうからだ。機械だと自分の手で一生懸命作るから良いものまで人間らしさがなくなってしまう。機械ばかり使っていると壊れることもある。そして、壊れた機械はゴミになる。「年間ゴミ排出量」のデータを見ると、日本の年間ごみ排出量は五〇二〇万トン。東京ドーム一三五個分にもなるそうだ。便利な機械が次ぎから次に出てくることによって機械の使い捨てが増え、ゴミも多くなるのだと思う。

確かに科学を利用したり、機械を使うのも便利で良いと思う。しかし、人間が弱くならないためや人間らしさを保つためにも便利なことに頼ってはいけないのだ。「才能とは自分自身を信ずる能力である。」という名言のように、自分自身で身に付けた才能は能力となっていくのだ。私も、便利なことには頼らずしっかりと自分の能力を身に付けていきたい。
また、機械に使われるのでなく機械を道具としてうまく利用し、人間らしさを失わないようにしたい。

   講評   kako

 こんにちは、ブーちゃん。間違えたところをきちんと直して、お清書が書けましたね。今月もよく頑張りましたね。少しずつ上達していくブーちゃんの文章を読みながら、嬉しく思っています。来月も、この調子で楽しく書いていきましょうね。


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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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