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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   勝負の極意 (清書)   えうや

 スポーツには、必ず勝ち負けがある。僕はサッカー部に所属していて、いつも勝利を目指して練習している。
確かに、勝負をするときは勝つことは何より大事だ。なぜなら、勝負とは勝ちを目指すものだからだ。勝ち負けといえば、今年の夏の高校野球はいつも以上に迫力があったように思える。プロ入りの決まった田中投手と、優勝してオバサマの心を奪い取った斎藤投手(笑)。スポーツのニュースでは、二人の投げ合いを評価して、「二人とも勝ち負けを気にせずに、スポーツマンとして投げられた」といっていた。しかし、実際は二人とも勝ちの喜びしか追っていなかったに違いない。三大会の連続優勝も、初優勝も絶対に逃すわけにはいかない。礼儀正しいと言われる斎藤投手も顔がかわいいと言われる田中投手も、真剣に勝ちを目指すのは試合中だけで、勝利することが第一だと考えているに違いない。
しかし、勝ち負けにこだわるのもよくないと言う考え方もある。勝ちだけにこだわって、周りが見えなくなることもあるからだ。僕はサッカー部に所属しているが、こういう体験は多い。僕が入っているサッカー部のキャプテンは、他のみんなよりも確実に上手く、他の人がミスをすると、相手が後輩であっても怒鳴りつけることがある。後輩は怖がって話しかけなくなったし、同じ学年の仲間も試合中はあまり話しかけない。勝ちだけにこだわって試合をしているとこのような悲しいことになる。
勝ちのみを目指すことも、勝ち負けを気にせずにすることも、スポーツをするにはどちらも大事だ。しかし一番大事なことは、「ライオンは、一匹のウサギを倒すためにも、全力を尽くす。」という言葉があるように、仲間と協力し合い、全力を出し切ることだと思う。全力を出してフェアプレーで戦えば、相手とも仲良くなれるし、負けてもさわやかに相手と握手ができるはずだ。

   講評   tama

 勝負するからには勝ちにこだわることも必要ですが、スポーツの意義はそれだけではありませんね。何より「全力を出してフェアプレーで戦う」ということが大切だという意見に共感します。結果はどうあれ、終わったときに清々しい気持ちになれる、そんな「勝負」が理想的ですね。


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